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作者:新木伸,森沢晴行
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2017-01-25(集英社)
价格:¥600 原版
文库:DashX文库
丛书:英雄教室(7)
代购:lumagic.taobao.com
英雄教室 7 この本は縦書きでレイアウトされています。 CONTENTS 第一章 「ローズウッド学園の普通基準」 第一話 「融合フュージョン」 第二話 「普通生物ブレイド」 第三話 「功クン夫フー」 第四話 「視覚心理戦」 第五話 「超進化」 第二章 「イェシカにとって大事なこと」 第三章 「クーのお迎え」 ダッシュエックス文庫DIGITAL 英雄教室7 新木 伸    第一章「ローズウッド学園の普通基準」    第一話「融合フユージヨン」      ○SCENE・Ⅰ「いつもの食堂」  いつもの昼どき。いつもの食堂。  いつものアーネスト組のテーブルの、いつもの定位置で――。  ブレイドはいつもの通りに、カツカレーにパクついていた。  向かいに座るアーネストが、なにやら、きょろきょろと首を巡らせている。  言われてしまう前に、ブレイドは自分から言ってやった。 「いつもじゃないからな。今日はたまたまカツカレーの日ってだけで。俺はいつもいつもカツカレー食べてるわけじゃないからな」 「ええっ? なにいきなりキレてんの?」 「キレてないし」 「そんなことぜんぜん思ってないわよ」 「うそだ。おまえはいつも、いつもいつも、俺がカツカレーを楽しく食っていると、〝まーたカツカレー?〟って言ってくるんだ」  カツカレーの皿を両腕で囲ってガードしながら、ブレイドは言った。 「べつに邪魔しないし。好きなだけ食べていればいいし。ああ――サラダも食べなさいよね。栄養のバランスが偏ってるなら、それは――言うわよ?」 「食べるし。食ってるし」  ブレイドはサラダのボウルも引き寄せた。  いらん、と、ゆーのに、オバちゃんが押しつけてくるので、いつも必ず、野菜も一山盛られている。 「ああ――そんなことより、ブレイド、イライザ見てない?」 「……そんなこと?」  ちょっと信じられないという顔をして、ブレイドは聞き返した。  この世にカツカレーよりも重要なことがあるだろうか。――いいや。ない。 「さっき、私がきょろきょろしてたのは、あの子を探していたのよ。……あの子、授業にも出てきてないらしいのよね。もう三日も。食堂にも来てないって……、ちゃんとご飯、食べてるのかしら?」 「カガク者って連中は、知的コーキシン、とかゆーのだけで生きていけるら