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作者:十本スイ,ぜろきち
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2017-01-25(Media Factory)
价格:¥580 原版
文库:MF文库J
丛书:創炎のヒストリア(2)
代购:lumagic.taobao.com
創炎のヒストリア 2 ~神託少女の創世録~ 創炎のヒストリア2 ~神託少女の創世録ビブリオン~ 十本スイ 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目次 序章 第一章 学園守護会 第二章 驚愕の再会 第三章 襲撃 第四章 ソージVSアヴァル 第五章 白の創世録 最終章 創炎のヒストリア 序章  ────────失敗は許されない。  まさか自分がこのような大役を任されるとは思ってもおらず、いまだにどこか現実感が失われた感覚で、足元に広がる魔法陣を見つめるのは、召喚魔法士──ラキ・オーベンだ。 (召喚魔法に目覚めてからは、実力を買われて国に仕えることができた。しかも召喚魔法が使えるというのは稀少で、すぐに皇帝様のお耳に届き、あれよあれよという間に、ここ《皇宮》でお抱え召喚士になったけど……)  この世界──【ニューブルー】の支配者たる皇帝に仕えれば、その者の人生は約束されたようなものだ。ラキも順風満帆な日常が送れると思っていた。 (事実、今までは三食困らず、お給金もたんまりあって、顔がニヤけてしまう暮らしをしてたけど…………まさかこんなことってないよぉ)  頭を抱える状況が、今のラキに起こっている。それはある日のこと、皇帝の側近に仕事を依頼された。無論二つ返事で了承する。  今までにも皇帝のために、小さな獣族を召喚して楽しませてきたので、今回もその程度だろうと……。しかし現実はラキの常識を大きく食い破るほどの大仕事だった。 (まさか────────《英霊器召喚》だなんてぇ)  その名の通り『英霊』を宿すことのできる〝器〟を持つ者を召喚すること。過去に何度も試されたが、ほとんどは失敗に終わっている。  この世界には、かつて英雄や勇者と呼ばれた存在がいた。その者たちの持つ力は絶大であり、その力を以て人々を救い、皆の導き手となった。 (『英霊』は、世界を沸かせた人物の魂のことだよね。確か〝十傑〟って呼ばれる英傑が過去にいて、その魂が今、世界各地にいる傑物へと引き継がれてるって学んだけど。その他にも、異世界の住人じゃないと、魂を引き継げないという条件もあるんだよね……)  その異世界に通じる扉を開き、住人をこの世界に召喚することが、ラキに課