后退 返回首页
作者:三原みつき,Chun
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2017-01-25(Media Factory)
价格:¥580 原版
文库:MF文库J
丛书:魔技科の剣士と召喚魔王<ヴァシレウス>(13)
代购:lumagic.taobao.com
魔技科の剣士と召喚魔王 ヴァシレウス 13 魔技科の剣士と召喚魔王 魔技科の剣士と召喚魔王ヴアシレウス13 三原みつき 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目次 一章 薄暮のクトゥルー 二章 スーパー夜のプロレスタイム 三章 夜襲 四章 用兵戦 五章 星々の墜ちる夜 幕間インターミツシヨン 魔神転生リーインカーネーシヨンⅡ 一章 薄暮のクトゥルー  一樹はとっさに攻撃魔法を瞬間発動させた──バカ笑いしている移香斎に向けて。  とんでもないことになった。ようやく溥子と天命の龍を倒したかと思ったら、突如現れた移香斎が、針の穴のような隙をついて、その天命の龍の力を乗っ取ったのである。  日本神話の準主神スサノオがもつ〈簒奪の力〉。それは王を倒すことでその王の力を奪い取るというものだった。  かつて移香斎とスサノオはこの力でアマテラスから日本神話の王の座を奪おうと狙っていたが、一樹によって妨げられた。  だが一樹に敗れた移香斎は、そのまま大人しく舞台から退場などせず、アトランティスに乱入し、あろうことか、その力の矛先を中国の主神に向けたのだ。  普通に考えたら、弱小の日本神話の準主神ごときがこのアトランティスに集う大神話の主神と王を倒すなど大それた困難だろう。だが移香斎は執念の奇襲でそれを成功させた! 一樹の手柄の大部分を横取りする恐るべきジャイアントキリングだった!  今、一樹の目の前で、天命の龍の莫大な力は移香斎とスサノオに宿った! 言葉を失うしかない敗者復活劇だった。  ──そして世界の命運を賭けたこの戦いに乱入しておいて、この移香斎の狙いは間違いなく一樹のみ。ただ一樹に勝ちたいという一念でここにいるのである。 「ははははは! あーっはっはっは!!」  彼女は圧倒的な力に酔いしれながら、一樹の目の前でバカ笑いしていた。  邪魔すぎる……。  だが試運転もせずにその力をいきなりどれほど使いこなせる?  一樹は速攻にでた。相手が力を使いこなせないうちに押して押して押しまくって魔力をすべて削り切る! もともとの移香斎の魔力量は溥子と比べて平凡、いかに天命の龍の力を宿したとしても、あの溥子ほどの不死身のタフネスにはなりようがない。そういう自分だって平凡だが、