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作者:屋久ユウキ,フライ
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2017-01-23(小学馆)
价格:¥680 原版
文库:Gagaga文库
丛书:弱キャラ友崎くん(3)
代购:lumagic.taobao.com
弱キャラ友崎くん Lv.3 小学館eBooks〈立ち読み版〉 弱キャラ友崎くん Lv.3 屋久ユウキ イラスト フライ 目次 1 仲間を揃えて最初の町に戻ると新しいイベントが起きたりする 2 最適なレベル上げポイントはだんだんと変わっていく 3 多人数プレイには多人数プレイなりのよさがある 4 たった一つの選択肢がすべてを変えてしまうこともある 5 難関ダンジョンの扉の鍵は身近なキャラが持っていたりする 6 ヒロインにしか装備できないアイテムには特別な効果がある あとがき   1 仲間を揃えて最初の町に戻ると新しいイベントが起きたりする  夏休みが始まって一日目。  まず最初に言えることは、俺の夏休みは初日から、夏休みじゃなかった。 「うん。案の定しょうもない服装で来たわね」  午前十一時。俺が大宮駅の待ち合わせスポット『まめの木』に到着するやいなや、投げかけられたその言葉。こんな歯に衣着せなさすぎる毒を吐いてくる人物なんて当然、一人しかいない。  そこで待ち構えていたのは、学園のパーフェクトヒロインであり、俺にとっては『人生』の師匠である、日南葵だ。 「そ、それを言うな」 「ふうん。ってことは、自分でもひどいってわかってるのね?」  日南は腕を組んですこぶる偉そうに言う。 「ま、まあ……」  みみみとの選挙戦や、その後のいろいろなすれ違い。そういう出来事が夏休みの直前まで重なったことで、ここのところあまり聞いていなかった日南の毒舌だったけど、落ち着いてみればあっさりと復活。ブランクを一切感じさせない鋭さで、俺の心をグサグサと突き刺してくる。 「ちょっとはマシにしようと努力した? それ」 「い、一応は……」  俺は完全に圧し負けながらも、下を向いて自分の服装を確認する。というのも、いま俺が着ているのは、こいつに言われてマネキン買いした服装ではないのだ。  謎の英語が書いてあるなんか使用感のあるTシャツに、中学の頃に買ってから今に至るまで履いている、膝丈くらいのジーパン。つまりはもともと俺が持っていた、親と一緒にイオンで選んだ洋服たち。靴は一応、このあいだセットで買ったものを履いている。 「努力が見えないレベルでひどいわね」 「けど、俺なりに一応考えてきてだな……」  なんでマネキン買いした服を着ていないかというと──それらの服は長袖に長