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作者:ダッシュエックス文庫編集部
类型:少年向 全本 日文
出版:2016-11-25(集英社)
价格:¥0 原版
文库:DashX文库

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ダッシュエックス文庫DIGITAL 2016年11月配信全作品試し読み ダッシュエックス文庫DIGITAL全作品試し読み ダッシュエックス文庫DIGITAL 2016年11月配信 全作品試し読み 目 次 * * * 無双竜撃の継承者〈スレイヤー〉 笑顔で魔力チャージ3 ~無限の魔力で異世界再生 尾木花詩希は褪せたセカイで心霊ゴーストを視る 遊者戦記 #君とリアルを取り戻すRPG 異世界魔王の日常に技術革新を起こしてもよいだろうか カンピオーネ!  魔王内戦 最強の種族が人間だった件2 熊耳少女に迫られています 俺の家が魔力スポットだった件3 ~住んでいるだけで世界最強~ この本は縦書きでレイアウトされています。 CONTENTS 序 章 敵対する者達 第一章 竜伐者という存在 第二章 竜少女の目的 第三章 宝珠を求めて 第四章 導かれし場所で 最終章 想い、ただそれだけで。 ダッシュエックス文庫DIGITAL 無双竜撃の継承者〈スレイヤー〉 空埜一樹 序章 敵対する者達  村が燃えていた。  絶え間なく破壊が続き、全てを震撼させるかのような轟音が鳴り響く。  少年が暮らしてきた小さな世界は禍々しい紅蓮に支配され、かつて静寂であった場は、むごたらしいまでに蹂躙されていた。  不意に、なにかが裂ける音と共に、木々が次々と倒れていく。  闇の奥から次々と、異形どもが現れ始めた。  生え揃った鱗。長々と伸びた尾。巨大な体。強靭な顎。殺戮の本能に満ちた眼。  あらゆるものを憎み、喰らい、亡き者とする存在。  ――【竜】と、呼ばれる者達が。 「……あ……ああ……」  圧倒的なまでの畏怖を目の当たりにして、少年はあまりに無力だった。ただただ怯える他に術を持っていなかった。  震える膝は瞬く間に力を失い、無様に地面へとつく。  その時、涙で滲む視界に、巨大な影が差した。  仰いだ先にいた竜が、少年を見下ろしている。  声すら出なかった。喉の奥がひりつくように痛んだ。  突如として、竜が、猛々しく吼えた。  少年の体が竦み、硬直する。  もうダメだ。このまま食べられてしまうのだ。絶望に暮れ、何もかもを諦めた。  そうするうち、竜の顎が、ゆっくりと開いていき――。