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作者:林トモアキ
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-12-02(角川书店)
价格:¥600 原版
文库:角川Sneaker文库
丛书:ヒマワリ:unUtopial World(3)
代购:lumagic.taobao.com
ヒマワリ unUtopial World 3 ヒマワリ:unUtopial World 3 林トモアキ 角川スニーカー文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目次 第一話 さいご地品評会 第二話 梅雨の一幕 第三話 厚顔無恥 第四話 20on20on20 第五話 戦うべきなんです 第六話 邂逅 あとがき     ①  病院前のロータリー、そのバス待合所。  目の前に立っている、鮮やかな青い装いの女へヒマワリは言った。 「そんなわけないじゃないですか」  女は陽光にプラチナブロンドを揺らして応える。 「何についてですか?」 「テロリストの指揮官がこんなところをフラフラ出歩いているわけないじゃないですか」  普段からの抑揚のない、興味も関心もない表情で、ヒマワリは足下に落としたコーラのペットボトルを拾い上げる。 「確かにスマートフォンでなんでもできますし、アメリカやロシアでは戦闘用のマジェストが配備されるという話もあります。特殊な機械や薬品を使えば、マインドコントロールもできるのかも知れません。でもあなたが全権代行かどうかは話が別です。私が通報したら逮捕されてしまいますよ」  するとプラチナは観念したように瞳を伏せ、肩をすくめた。 「……そうですね。そう……もし、私が全権代行だったら……ということです。でも、それ以外のことは事実です。説得力がありませんか? 私のこの義手。あのフォーム」 「自分が正しいだとか正義だとか、そんなことを堂々言えるほど幸せな人は……好きじゃありません」 「そう無下にしないでください。突拍子もない話をしてしまったことは謝ります」  ここでの用は済んだと言わんばかりに、プラチナはジャケットと揃いのハンチング帽を被った。 「……そうだ、お詫びと言ってはなんですが、一度私の事務所に来てください。ここからそんなに遠くありませんから」 (嫌いだって言ってるのに……)  善悪が自己完結している人間特有の空気の読まなさに辟易する。 「知らない人について行くなって学校から言われているので」 「プリンもありますけど」  ヒマワリは大きな溜息をついた。 「わかりました。そこまで言うのであれば、嫌がらせにプリ