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作者:花間燈,Sune
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2017-01-25(Media Factory)
价格:¥580 原版
文库:MF文库J

代购:lumagic.taobao.com
可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 【電子特典付き】 花間燈 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  もくじ 序章 第一章 シンデレラはパンツを落としていきました 第二章 俺の先輩がこんなにアブノーマルなわけがない 第三章 いつからこれが普通のラブコメだと錯覚していた? 第四章 俺の先輩と後輩が修羅場すぎる 第五章 残酷な真実のテーゼ 終章 特別付録 書き下ろし短編 「ねえ、慧輝君?」 「なんですか、先輩?」 「私達が今、何気なく過ごしている高校時代って、人生において二度と取り戻すことのできない大切な時期だと思うの。特に放課後は学生が青春を謳歌するための、とても貴重な時間よね」 「そうですね」 「その貴重な時間を使って、どうして私達は部室の掃除なんてしているのかしら」 「先輩が散らかしたからですよ」  ありのままの事実を告げると、先輩と呼ばれた女子生徒は不服そうにそっぽを向く。  長い黒髪が印象的な女子生徒の名前は朱鷺原紗雪。  慧輝君こと桐生慧輝が所属する書道部の部長を務める三年生。  髪の美しさもさることながら、そのスタイルは抜群で、女子高生とは思えない発育を誇るふたつの果実が制服の胸元を猛烈に押し上げている。  そんな黒髪巨乳美女の手には水拭き用のレトロなモップ。  見るからにダサいモップも、美女が持つとオシャレグッズに見えるから不思議だ。 「掃除が必要な文明なんて滅べばいいんだわ」 「少なくとも部室の治安は崩壊してますけどね」  慧輝はテーブルを拭いていた手を止め、治安の崩壊した部室を見渡した。  書道部の部室は現在、途方もないほどに荒れていた。  原因の大部分は部屋を埋め尽くす山ほどの半紙(使用済み)。  書道部の部室はフローリングとは別に、畳のスペースが設けられた部屋なのだが、床も畳もそのほとんどが半紙に隠され見えない状態だ。  しかも墨のしぶきが壁や窓や天井にまで飛び散っており、まさに阿鼻叫喚の惨状である。 「そりゃ、この惨状を先生に見られたらお説教もされるよな……」  今日の昼休みのことだ。  半紙と墨で異次元を構築していた部室を書道部の顧