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作者:竹原漢字,Macco
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-11-19(富士见书房)
价格:￥660 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:気ままで可愛い病弱彼女の構いかた(2)
代购:lumagic.taobao.com
気ままで可愛い病弱彼女の構いかた 2 気ままで可愛い病弱彼女の構いかた２ 竹原漢字 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。 　Ｃｏｎｔｅｎｔｓ 序章 第一話　丹波凜には裏がない 第二話　七草ナクテの球技の話 第三話　甘口廿日が悩みを治す 終章 　あとがき 　病夜宮美闇。 　というのは、私立朝霧橋学園に通う、とある女子生徒の名前である。 　またの名を、『保健室に棲む吸血鬼』。 　化け物扱いされている──というわけではなく、美しさの代名詞としての『吸血鬼』である。 　腰まで届く艶やかな黒髪。 　前髪の向こうに見える眉はきりりと細く、その下の、髪と同色の瞳は、内面の好奇心を反映してきらきらとした輝きを放っている。 　髪とは対照的に真っ白い肌は、白磁器のような滑らかさだ。 　小さくまとまった鼻に、赤く形のよい唇。 　髪をかき上げたときに覗く柔らかそうな耳。 　すらりとした首から肩へ、女の子らしい曲線を描いている。 　肉づきの薄い腕と、内臓が入っているのか心配になるような腰。 　そこからしなやかに伸びる長い脚。 　整った小顔に、均整の取れた肢体。 　ありていに言って、美人である。 　が、どうにも本人はその事実に気づいていない様子だ。 『吸血鬼』というのを褒め言葉として捉えていてご満悦ではあるのだが、「お世辞だと分かっていても嬉しいなー」と言っていたことがある。 　本気の口調で。 　小さなときから可愛い可愛いと褒められていた、と当人が言っていたのだが、それすらも「子供のときなんてみんな『可愛い』って言われるものでしょ？」と、全くその程度の認識でしかないらしい。 　もしかしたら、妙に他人の視線に疎いと感じることがあるが（例えば、リラックスしているときなどブラウスのボタンを外しているが、華奢な体格の割に豊かな胸元が割と危うい位置まで見える）、それは「他人は私の外見を気にしていない」という意識の表れなのかもしれない。 　…………。 　なら、指摘してやっても僕には損しかないよな？ 　……という話はさておき。 　そんな彼女が、何故『保健室に棲む』と言われているのか？ 　──という話もさておいて。