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作者:佐藤了,武藤此史
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2017-01-30(Enter brain)
价格:¥610 原版
文库:Fami通文库

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異端の神言遣い 俺たちはパワーワードで異世界を革命する 異端の神言遣い 俺たちはパワーワードで異世界を革命する 佐藤 了 電子版 ファミ通文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目次 第1章 気になるあの子たちと異世界へ 第2章 一から始める神言魔法 第3章 初級神言使いのゴブリン退治 第4章 決戦! 大怪鳥レドン 第5章 誰がために戦う 終章 そして俺たちは異世界で旅立つ あとがき プロフィール      1  頭が焼け焦げるような陽の光で、佐嶋駿介は目を覚ました。  ガラス越しに浴びる太陽光線は、春先だというのに汗ばむほどに熱くなっている。  顔を上げると、太陽はすでに傾いていて、もうすぐ山の向こうに隠れようとしていた。  寝ぼけ眼で辺りを見回すと、教室内には生徒の姿はほとんどなかった。  どうやら、六時間目の授業から眠ってしまい、帰りのホームルームも終わってしまったらしい。  誰も起こしてくれなかったのかと文句を言いたかったが、それほど親しい友人がいないことに気づいて、ため息をついた。  クラスメイトとは常に一定の距離を保つようにしてきたのは自分自身なのだ。こうなるのもしかたがない。  机に突っ伏していた上体を起こし、一つ大きく伸びをする。  朝からずっと眠気に襲われていたが、まさかこんな時間まで寝過ごしてしまうとは。深夜まで漫画に没頭してしまったのが、相当響いたらしい。 「おはよう、佐嶋っち」  眠りから覚めきらないうちに、声をかけられる。  クラスメイトの海原菜々子が、前の席の机に腰掛けて、意地の悪そうな笑みを浮かべながら、駿介を見下ろしていた。 「ずいぶんグッスリだったね。夜更かしでもしたの?」 「まあ、ちょっとね」 「ホームルームが終わっても起きないから、死んでんじゃないかって心配したんだよ」 「だったら、起こしてくれればよかったじゃないか」 「佐嶋っちの寝起き具合がわからなかったからね。機嫌が悪くなるタイプだったらイヤじゃん」 「俺、機嫌が悪くなるタイプに見える?」 「わかんない。だから起こさなかったんだけど」  突き放すような言い方をされてしまった。だが、それもしかたがない。  こうやって普通