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作者:おかゆまさき,Lack
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-10-25(集英社)
价格:¥600 原版
文库:DashX文库

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異世界魔王の日常に技術革新を起こしてもよいだろうか この本は縦書きでレイアウトされています。 目次 序章 異世界スキル授与編 神様と名刺交換してもよいだろうか 第一章 異世界適応編 とりあえず異世界〝魔王〟の日常に技術革新を起こしてもよいだろうか 第二章 異世界承認編 続いて異世界〝魔族〟の日常に技術革新を起こしてもよいだろうか ダッシュエックス文庫DIGITAL 異世界魔王の日常に技術革新を起こしてもよいだろうか おかゆまさき * * * 01話 死んだ理由に    思いを馳せてもよいだろうか * * * 「ずっと前からファンでした!」  俺が言ったんではない。  俺が言われたのだ。 「あの、聞いてます?」  無言になっていた俺に、ふんわり発光してる純白ゴスロリ少女が上目づかい。 「ちょっとまって、その前に……ここどこ?」 「わかりませんか?」  俺のまわりに、ブルーなスカイが広がっている。  文字通り、空しかないのだ。  足下には白い雲。 「ひょっとして、ここ、空の上?」 「おしい! 近い! ここは天界です」 「……なんで?」 「米村富士雄さん。あなた、死んだので」 「死んだら空の上って、ベタ過ぎないか!?」 「真実は小説よりも奇なりですよ」 「ファー」  言われてみれば、一周してこれは新しいのかもしれない。  ぽかぽかあったかくて、ここ、気持ちがいいし。  天界かー。  そっかー。俺、死んだのかー…… 「って、なにノンキなコト言ってんだ! 俺死んだの!?」 「そうですよ! このたびは心よりお悔やみ申し上げます。享年28歳でした」 「それはそれはどうもご丁寧に……って、やってる場合か! げげぇっ! 俺のおでこに白い三角布! 頭上には天使のわっかまである! すごいわかりやすい……!」 「サービスですよ?」 「別にありがたくはない!」 「もしかしてご記憶、ないんですか?」  無かった。  あ、あれ……?  思い出せるのは、今朝までのこと。  いつも通りの出社、駅までの道のり。無言の満員電車。  会社に到着。  そうだ、俺はすごく意気込んでいた気がする。  入社4年目。  何度目かの企画プレゼンの日。  新企画の知育玩具を、部長達の前で説明するのだ。  俺はおもちゃ会社勤務なのだ。 「思い出せました?」 「思