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作者:諸星悠
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-11-19(富士见书房)
价格:¥600 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:空戦魔導士候補生の教官(11)
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空戦魔導士候補生の教官11 空戦魔導士候補生の教官11 諸星 悠 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  CONTENTS 序章 第一章 超越者たちの饗宴 第二章 カナタの決断 第三章 残された時間でできること 第四章 決別の朝に 終章  あとがき    序章  教皇浮遊都市《ベベル》。闘技場。 《ミストガン》VS《ベベル》。  大勢の観戦者たちが、いや、異常に気付いた《ベベル》を始めとする、電波の受信環境にある全ての浮遊都市の人々が、その戦いを見守っていた。 『レクティ……っ!』 『ブレアさん……っ!』  月の光を集めたかのように輝く白銀色の髪の少女──ブレア・アイゼナッハの声に応じ、金髪碧眼で小柄な少女──レクティ・アイゼナッハが手にする魔双剣にぐっとチカラを込める。彼女は相手の魔剣士──ペイシェンス・マッケインとゼロット・アシアスを引き剝がして一旦間合いを取り、ブレアと合流した。 『リコさん……っ!』 『任せろ』  さらっとした濃紺色の髪に、エメラルドブルーの瞳の少女──ユーリ・フロストルがひと声をかけたあと、さっと身を翻す。その直後、突如としてユーリがいた空間から一発の魔力弾が飛び出した。  ユーリの背後に位置した、ビーナス像の現し身のような少女──リコ・フラメルによる狙撃だ。 『ちょこざいな』  ユーリと対峙していた、貌に大きな傷のある屈強そうな短髪の男──グレゴール・ヘカトンが魔術障壁を展開。同時に《ベベル》代表小隊の鷹のように鋭い眼の魔銃士の青年──フランシス・ソワカから執拗な射撃が浴びせられ、ユーリは追撃を断念せざるを得ない。 『ミソラ、そちらはどうだ……っ!』 『決まってるじゃないの……っ!』  艶やかで長い深紅色の髪をした少女──ミソラ・ホイットテールが砲撃を放ちながら、答える。 『ぜっんぜん問題なしよ……っ!』  ミソラの視線の先には、紫水晶アメジストの如き瞳に、美しくも尖った顔立ちの少女──ユミエール・シーザーの姿があった……!    第一章 超越者たちの饗宴  闘技場。上空。 『雑兵のくせにこざかしい……っ!』  紅蓮の長剣を振るい、ユミエール