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作者:天城ケイ,ニノモトニノ
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-11-19(富士见书房)
价格:¥600 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:アサシンズプライド(4)
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アサシンズプライド4 暗殺教師と桜乱鉄道 アサシンズプライド4 暗殺教師と桜乱鉄道 天城ケイ 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  CONTENTS HOMEROOM EARLIER LESSON:Ⅰ ~溜め息の架け橋~ LESSON:Ⅱ ~必然の旅行者たち~ LESSON:Ⅲ ~星間の車窓から~ LESSON:Ⅳ ~偽王爵の戦い~ LESSON:Ⅴ ~湯煙は密かに笑う~ LESSON:Ⅵ ~大罪という名の列車~ LESSON:Ⅶ ~矜持の翼~ HOMEROOM LATER  あとがき    HOMEROOM EARLIER 「まさかアンジェル家の令嬢に仕える家庭教師の正体が、白夜騎兵団ギルド・ジヤツクレイブンの死神だったとはねえ、クーファ=ヴァンピールくん?」  なんの気負いもなしに突き付けられてきた宣告に、執務机の前に立たされた軍服の青年は、ぎゅっとこぶしを握り締めざるを得なかった。  彼の端整な美貌がほんのわずかばかり強張ったのを目ざとく感じ取り、悠然と椅子に腰かけたもうひとりの青年は、対照的に朗らかな笑みを浮かべてみせる。 「安心したまえ、まだ誰にも話しちゃいないよ。しかしその様子から察するに、やはりきみの主人であるメリダ=アンジェルや、アンジェル家当主のフェルグス公にさえ、内密にしなければならない任務なのかな?」 「セルジュ=シクザール公、我々は──」  とっさに反論しかけ、クーファはいったん口をつぐんだ。目の前の若き公爵から発されるプレッシャーに屈すまいと、腹の底に力を溜めて、唇を舌で湿らせる。 「……シクザール公。ご存じの通り、我々《白夜》の任務は極秘のものです。閣下のご命令といえど詳細を明かすことはできませんし、もし我々の活動に支障をきたすようなことがあれば、しかるべき対処をしなければならなくなるでしょう」 「おっかないね! 僕もきみたちを敵に回すのなんてまっぴらだよ」  どこまで本気なのか分からないが、若き公爵は大げさに肩をすくめてみせた。  彼の美声は声楽家もかくやというほどに高らかだが、幸いにも彼らの会話を聞いている者は周囲に誰もいない。きらびやかな調度品に彩られた執務室に