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作者:坂東太郎,紅緒
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-10-25(overlap)
价格:¥630 原版
文库:overlap文库
丛书:10年ごしの引きニートを辞めて外出したら(2)
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10年ごしの引きニートを辞めて外出したら 2 異世界で開拓民になりました 目次 序章 第1章 ユージは開拓団長として防衛線の指揮をとる 第2章 ユージは冒険者として初めて依頼を受けるらしい 第3章 冒険者ユージ、討伐依頼を受けて奮闘する 第4章 ユージは開拓団長として新たな開拓民を迎え入れる 終章 番外編 ヨーコ、アリスに初恋のお話をする 「おおおお! 芽だ! 芽が出てる!」 「ほんとだ! やったねユージ兄!」 「ふふ、二人ともはしゃぎすぎですわよ」  ある日、目が覚めると家ごと異世界にいた。  そんな謎の状況に陥ったユージとヨーコ、コタローは、森の中で異世界の幼女・アリスを保護する。  人里を探していくうちに、三人と一匹は二人の女性冒険者に出会って、ついに異世界の街に行く。  自由に街に出入りできるよう、課題をクリアして開拓民となったユージたち。  ミラベルとナディア、二人の女性冒険者を開拓民として迎えながら、ユージとヨーコは家のまわりを開拓するのだった。  もしもの時の食料を確保できるように。  安全な場所で身を鍛えて、モンスターが闊歩する危険な世界で暮らしていけるように。 「ねえねえユージ兄、アリス、またまほーでお水をばーってする?」 「うーん、どうだろうミラベル?」 「アリスちゃん、今日はしなくてけっこうですわ」 「はーい! アリス、たくさんおてつだいするからね!」 「アリスちゃんはえらいね! 魔法かあ。アリスちゃんもコタローもユージ兄も魔法を使えるし、私も魔法を……」  この世界には魔法が存在する。  保護した幼女・アリスは火魔法が得意で、ほかにも土魔法や水魔法を操る。  練習の結果、ユージは光魔法を、コタローは風魔法を使えるようになっていた。  ヨーコ、魔法を使えないのがちょっと悔しいようだ。 「芽が出た……俺が作った畑で……俺が植えたイモが……」 「『開拓民の救世種』は強い作物ですもの、当然ですわ」 「やったねユージ兄! 開拓と農作業、がんばってきたもんね!」  10年間引きニートだったユージは、この世界で開拓民になった。  しかも開拓団長である。  木を伐り倒し、根を除去し、土を耕して種を植える。  初めてのお仕事である。  ユージは、芽が出た、という小さな成果で感動していた。  農作業の本番はこれからなのに。 「さあ、今日も開拓しますわよ! ワタクシ