后退 返回首页
作者:玉響結良,ひなた睦月
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-10-20(富士见书房)
价格:¥640 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:極めたRPG世界なので、兵器設計スキルで即英雄です(2)
代购:lumagic.taobao.com
極めたRPG世界なので、兵器設計スキルで即英雄です 2 極めたRPG世界なので、 兵器設計スキルで即英雄です2 玉響結良 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  CONTENTS 序章 一章 エドの首都 トーキョー 巨大トカゲと戦う謎の少女 新たな仲間 フィリー 二章 新たな火種 真夜中の逃避行 空白地帯で町作り 炎上の都 手に負えない相手の対処法 三章 謎の地下帝国 女王にして精霊王 メリエンヌ 漆黒の騎士 ゼウス 究極の料理人が作る料理 四章 逆襲のクロード① 逆襲のクロード② 逆襲のクロード③ 逆襲のクロード④ 逆襲のクロード⑤ 終章 終戦後  あとがき    序章  多くの人間は流行に乗ろうとする傾向がある。  しかし、中には何が何でも流行には乗らないぞという者も居る。今、洞窟へ向かって草原を歩いている少女もそんな1人だ。紺色のドレスを身に纏う、百人中百人が口を揃えて「小さい」と言うくらいに背丈の低い、ピンクのハート形ペンダントが特徴的な少女だ。  少女の目指す洞窟は、多くの冒険者が好き好んで近寄ることは絶対にない、流行という言葉の正反対に位置するダンジョンである。 「誰も好まないからこそ、いいんだよね♪」  少女は両手を広げると、空を眺めて呟いた。その言葉に応じるかの如く、草原をそよ風が吹き抜ける。胸の上にペタンと垂れている金色のツインテールの毛先が、風に撫でられふわっと浮いた。  少女の好みは、誰も寄り付かないようなダンジョンへ行くことだ。経験値もアイテムも不味いような、人気の出る要素が皆無の残念な場所が好きなのだ。そんなダンジョンを攻略した日には、小さな身体をピョコピョコ弾ませ大喜びである。  少女はインベントリから、自身が受けたクエストのクエスト票を取り出し、まじまじと眺めた。そして、大きなため息をつく。 「やっぱり不安だなぁ」  今回の敵は、適正レベルを大きく超えていた。だが、絶対的な攻撃力を誇る自身の職業上、勝機は十分にあると少女は睨んでいる。攻撃一発で、多少の劣勢ならくるりとひっくり返せるからだ。絶対に攻略できないという難易度ではない。それでも、これまでとは比較