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作者:新木伸,森沢晴行 , 星野蒼一朗
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-09-21(集英社)
价格:¥960 原版
文库:DashX文库
丛书:英雄教室(6.5)
代购:lumagic.taobao.com
英雄教室 6 画集+キャラクター事典収録、豪華80P小冊子付き特装版 この本は縦書きでレイアウトされています。 CONTENTS 第一話 「バレてる?」 第二話 「クレア・マウンテン」 第三話 「ルナリアの悩み」 第四話 「普通人の生活」 第五話 「マッサージ師ブレイド」 第六話 「賢者クレイ」 第七話 「脱怪人赤マント」 第八話 「デートのお手本」 第九話 「美女と魔獣」 英雄教室6 特装版小冊子 ダッシュエックス文庫DIGITAL 英雄教室6 新木 伸    第一話「バレてる?」      ○SCENE・Ⅰ「イライザの研究室」 「はい。じゃあここに、ばしゅーって、火属性の〝精霊力〟をお願いします」 「ん」  ブレイドは言われるままに――。ぶぅんぶぅんと、うなりを上げて、明滅している謎の球体に、掌を押しあて――火属性の精霊力を注ぎこんだ。 「じゃあつぎに、こっちには〝気〟をお願いします。あとで分離するのが面倒くさいんで、闘気だの魔力だの精霊力だの混ぜないで、気だけ、純度九九パーセント以上で頼みますよ」 「ん」  ブレイドはまた言われるまま、球体に〝気〟を注ぎこんだ。  純度九九というのも、べつに難しいことではなくて――。やろうと思えば九九・九九九まで純度を上げることができる。まあそこまで純度を引き上げると、〝氣〟と呼ばれる、別種のものに変化してしまうのだが――。 「ああほらっ。アイスが垂れますって」 「ん」  片手で持ってたアイスが垂れそうだ。ブレイドは、アイスをぺろーりとやった。 「精霊力。なんに使うんだ?」 「もちろん研究に使うんですよ。動力源として。メガワット級の動力は作るのもメンテするのも面倒ですから。その点、気や精霊力は便利ですねー。協力してくれる人がいれば――ですけども」  ブレイドが聞くと、イライザは答えた。  なるほど。電池みたいなものか。俺は電池がわりか。まあいいか。 「しかし……、大丈夫なんですか?」 「なにが?」  こんどはイライザから聞かれたので、ブレイドは聞き返した。 「普通、これだけの量を絞り出したら、からからのミイラみたいに干上がっちゃうものなんですが」 「ああ。コツがあるんだ」  ブレイドは軽く言った。  気や魔力といった力の源は、本人の生命エネルギーだ。その生命エネルギーを単純変換していたなら、イライザの言うように、この量を絞