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作者:
滝沢慧
,睦茸
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-09-17(富士见书房)
价格:¥600
原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:
非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……
(3)
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非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが…… 3
滝沢慧 , 睦茸
非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……
3
富士见Fantasia文库
¥600
¥648
富士见书房
2016-09-17
日文
Kindle本, KADOKAWA/富士見書房, 书籍样本, ライトノベル
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非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが…… 3
非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……3 滝沢 慧 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。 CONTENTS 序章 一章 田舎へ行こう! 二章 トンネルを抜けると聖地であった 三章 雨降って泥と沼 四章 この星空に約束を 終章 あとがき 序章 ──どうして、こんなことになったんだっけ。 どっくんばっくんと跳ね回る自身の鼓動を感じながら、一真はそれだけを考えていた。 耳を澄ますと、外から雨の音が聞こえてくる。 そして、その音に紛れて、それとは明らかに違う水音──シャワーの音も。 聞いてはいけない、聞くまいと思っても、一真の耳は否応なく、そのかすかな音を拾ってしまう。 逃げるように部屋の中を見回せば、中央に鎮座する、やたらとでかいベッドが目に入る。 一真の部屋にあるものとは、一回り以上大きいそれ──ダブルベッド。 そう──一真は、今、ラブホテルに来ているのだ。 しかも、萌香と一緒に。 (ってなんなんだよその状況は!?) 「エロゲかよ!?」と、けばけばしい色の天井を見上げながら思う。 違うのだ。これは決してそういう〝アレ〟ではないのだ。入ろうと思って入ったわけではない。ただ、歩いていたら急に雨が降ってきて、だから雨宿りの為に仕方なく入った。それだけなのだ。……この言い訳自体がもう既にエロゲっぽいけれども。 (……って、誰に言い訳してんだろ、俺) テンパりすぎて、頭の中でもう一人の自分と対話を始めてしまいそうになる。 (ホントに、なんでこんなことになってるんだ……!?) ……出掛ける前までは、こんなことになるなんて、本当に全く思っていなかった。 萌香との初めての遠出デート。 確かに楽しみにしていたし、『色んな思い出が作れたらいい』と、期待もしていたけれど──でも、こんな展開は、いくらなんでも遥か先を行き過ぎている。 ──その時。 「お……小田桐、くん……」 シャワールームへと続く、磨りガラスのドア。それが、ゆっくりと開いた。 「……お、遅く、なって……ごめんなさい……」 わずかに開いたドアの隙