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作者:川上稔
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-10-07(ASCII Media Works)
价格:¥670 原版
文库:电击文库
丛书:激突のヘクセンナハト(3)
代购:lumagic.taobao.com
OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハトIII ●  四法印学院において、二学期の中間テストが始まろうとしていた。  昼食時間、ハンターが食堂の入口を潜れば、やはり中の人気は少なくなっている。  皆、教室内でテストの作戦会議などを行っているのだ。食堂はどの科からも離れているため、わざわざここで会議をする必要は無い。こんな場所まで来るのは、余程諦めが利いたか、余裕の人間だけだ。  自分にとっては、余裕の時期だった。何故なら、 「ランク上位はテスト免除だもんねー」 ●  上位ランカーは有利だなあ、とハンターは思う。  いくらランク落ちと言っても、自分は一桁上位ランカーだ。テストは基本的に受けない選択が可能で、その場合は内申点が重視。後は出席日数が足りなければ面接だ。  この辺り、四法印学院は、かなり生徒優先だ。  何しろ、魔女のスケジュールは所属体系による部分が強いため、日中行動出来ない者もいれば、吉日回りになど縛られる者もいる。対抗勢力がクラスにいれば中に入るどころかそちらの方向を見られない魔眼系などもいて、皆を一所に集めるのも大変なのだ。  そんな連中が教室内に浸るテスト期間。しかし自分は余裕の空気で食堂にやって来る。 「来なけりゃ飢えるかんね」  寮の購買や、水や霞だけで過ごす強者もいるが、食事を禁忌タブー避けに調理してくれるのはここだけだし、専門触媒や授業用の文具などを広い範囲で売っているのもここの購買だけだ。  衝立付きで横からの干渉が無い食券売り場を始めとして、方々には張り紙で「食堂内はランカー戦禁止」の言葉が並んでいる。  ここは魔窟だ。  職員室の教員達よりも古株、十年前のヘクセンナハトどころか、二十、三十年前からの強者達が「若い魔女達の力になるように」と食を作っているのだ。  とはいえランカー戦禁止とは、内部のみの話。外は別だ。  ……知った上で上のテラスで食事してんだから、各務も堀之内も血の気が多いというか。  相手になるというなら、いつでも来い。しかし飯は食う。そういう事だ。何か後半の方に信念を感じる。ここらへん、堀之内のところの侍女に言わせると、 「御嬢様は誘い攻めなんですよ!」  というが、よく解らん。スナイプ系なのは何となく解る。  ともあれ今回も同じだ。各務と堀之内は先に上のテラスで食事。こっちは工科の片付けが遅れて後から参上。本当だったら、そ