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作者:新木伸,あるや
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-08-25(集英社)
价格:¥600 原版
文库:DashX文库
丛书:異世界Cマート繁盛記(4)
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異世界Cマート繁盛記 4 この本は縦書きでレイアウトされています。 目次 第62話 「マッチ、ロウソク、お線香」 第63話 「スマイルOG」 第64話 「キングス・フィールド」 第65話 「いい服」 第66話 「夏はいずこ」 第67話 「清涼飲料水無双」 第68話 「勇者無双……なわけがない」 第69話 「耳がぴこぴこ」 第70話 「オルゴール無双」 第71話 「スランプ」 第72話 「お姉さん」 第73話 「醤油さし無双」 第74話 「調味料無双」 第75話 「メイド喫茶無双」 第76話 「おたんじょうび」 第77話 「つかみどり無双」 第78話 「林間部活?」 第79話 「チューボーどもきたる」 第80話 「チューボーどもさわぐ」 第81話 「チューボーども寝付く」 ダッシュエックス文庫DIGITAL 異世界Cマート繁盛記4 新木 伸  いつものCマート。いつもの昼下がり。  俺は商品の配列を変えていた。新しく持ってきた品を、目立つところに置いてみる。 「マスター。その箱はなんですか?」 「これはマッチ」 「そっちの白いのはなんですか?」 「これはローソク」 「その緑の細長いのは?」 「これは線香」 「それ。売れるんですか?」 「いやー。わからん」  俺はあんまり自信なく、そう言った。 「なんかわたしの直感なんですけど。きっと売れないと思いますよー」 「いやー。そうかもしれない」  このあいだホームセンターに仕入れに行ったとき、レジ近くの一等地に、なんでか、マッチ、ロウソク、お線香のセットが置かれていたのだ。  こんなところにあるくらいだから、きっと、人気商品なのではあるまいか?  そう思った俺は、とりあえず、買ってみたわけだ。  自信と確信があって買ったわけではない。とりあえず置いてみただけだ。  この異世界では、売れると思ったものが売れなかったり、変なものが大人気になっていたり、おかしなことがよく起きる。  なにが人気商品となるのか、ぶっちゃけ、わかるとか言ったら噓つきだ。  よって俺は、いろいろと試すことにしている。最初に数セットぐらい買ってきて、お試しで売ってみる。売れるようなら、仕入れを増やす。  べつに儲けるためにやっている商売ではないが、不良在庫はカンベンだ。 「そもそも。これって、