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作者:竹井10日,Cuteg
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-09-02(讲谈社)
价格:¥594 原版
文库:讲谈社轻小说文库
丛书:彼女がフラグをおられたら(16)
代购:lumagic.taobao.com
彼女がフラグをおられたら(16) 冥土の土産よ、最期に卒業式のことを教えてあげるわ ご利用になるブラウザまたはビューワにより、表示が異なることがあります。 口絵・本文イラスト/CUTEG デザイン/團 夢見(イメージジャック) 序章フラグ0 神竜の息子  お盆休み。  魔法ヶ沢邸。  魔法ヶ沢財団のお嬢様、魔法ヶ沢茜とアンドロイドの身体を持つ少女、忍者林瑠璃……その2人は、茜の部屋で膝を突き合わせて睨み合っていた。 「……どうしても、颯太くんは諦めないですかです、瑠璃ちゃん」 「はい……私も自分の気持ちに気づきました。たとえ、誰であっても、旗立くんを渡す訳にはいきません」 「わたしだって、颯太くんは渡さないです!」 「強情ですね、魔法ヶ沢さん……」 「颯太くんは、わたしに相応しいんですよです!」 「私だって、旗立くんがいいんです……! 旗立くんじゃないと、困るんです……!!」  厳しい視線同士が、ピンと張り詰めた雰囲気を生み出す。 「…………」 「…………」  しばらく睨み合った後、その様子を側でハラハラして見ていた颯太のお姉ちゃんポジション召喚寺菊乃に、瑠璃が嫌そうに怖ず怖ずと言った。 「あの……、今晩お泊まりするのに、パジャマとスケスケネグリジェを選ぶのは、この際いいんですが、どうして、パジャマの通称を『旗立くん』にする必要があるんですか?」 「えー、なんか、その方が盛り上がると思って」 「別に盛り上がりません!」 「そんなことないわよねえ、茜ちゃん?」 「はいです。無茶苦茶盛り上がったです」 「…………」  この人達はどうしてそんなに旗立颯太が好きなのだろう?と瑠璃は不思議に思って、睥睨したが、自分も人のことは言えないことは自覚していないようである。 「さあ、瑠璃ちゃん、続きをやりましょうです!」 「いえ……あんまりやりたくないんですが……」 「じゃあ、颯太くんは茜さんのもの、ということでよいです?」 「だ、駄目です。旗立くんは私が着て寝ます……」  倒錯的になってきたわね~と菊乃が吞気に麦茶を飲んだ。 「今夜はわたしが颯太くんと寝るですー」 「駄目です、私です!」  と更に会話がヒートアップしていると……。 「…………」 「…………」  お泊まりに誘われてやってきた菜波・Kナイト・ブレードフィールドと吟遊院芹香が、揃って、ボトボトッとお泊まり鞄を床に落とした。 「何を言っ