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作者:會川昇
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-09-16(角川书店)
价格:¥545 原版
文库:角川Sneaker文库
丛书:ガンヘッド(2)
代购:lumagic.taobao.com
ガンヘッド2 朱き荒野の狩人 ガンヘッド2 朱き荒野の狩人 會川 昇 角川スニーカー文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目 次 《作品中に登場するキーワード》 1 廃墟の炎 2 虜囚錯綜 3 悪党の掟 4 苅入れ 5 激情 6 終りなき愛憎 7 老兵に贈る詩 8 風雪に消える 9 暁、何処に 終章  あとがき  《作品中に登場するキーワード》  この作品は「ガンヘッド」というロボット兵器と、コンピューターネットワークの対立を通して描く、宇宙規模の機械神話です。作品世界はそのモチーフにより形作られています。その世界の基本であるいくつかの概念については、本文中で解説すると流れが悪くなると考えここにまとめてあります。 (作者)  ステーション  人工知能、AIはその理論は先行しながらも、完成はまだ遠いものと考えられていた。だが二一世紀後半、非ノイマン系ニューロコンピューターを数台連結し意見を交換させることで、コンピューター同士に「討論」が生じることを発見した企業があった。しかも接続するコンピューターの台数が多ければ多いほどより高度な討論、高度な結論が得られることが実証されたのだ。  この企業はこれこそが「人工A知能I」なのだ、と認識し、ただちに大規模な運用が行われた。そしてそれを政治に応用しようと考えた者達がいたのだ。  政治の大半は討論と交渉に尽きる。推論さえも可能となった「連結型コンピューター」達は、このとき既に接続台数二五〇万台を越えていた。彼らに政治の代行はまったく可能な些事だったのだ。企業の横車によってアジア系のある国家がついに議会を人工知能に委ねる事を宣言して以来、政治の人工知能化は進み、ついには世界は人工知能の推論と結論によって動かされるようになっていった。  だがこれは機械による恐怖政治などというかつて危惧された幻想にはつながらなかった。あらゆることを、「人間の幸福」を第一に考える人工知能は、むしろ人間の議会が出す決定よりも余程人道的であったからだ。もちろん国家同士の最高知能が連結されて同次元に存在しているのだから国家間の衝突もまた有り得なかった。  人類はこの人工知能に『ステーション』と