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作者:にゅん,魚
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-08-25(overlap)
价格:¥590 原版
文库:overlap文库
丛书:異世界に転生したんだけど俺、天才って勘違いされてない?(3)
代购:lumagic.taobao.com
異世界に転生したんだけど俺、天才って勘違いされてない? 3 「異世界に転生したんだけど俺、天才って勘違いされてない?」シリーズ 目次 1 文化を作ろう! 2 高性能AI【アゲハ】 3 アントンの危機 4 アリス計画 5 チェルノボグ 6 第10世代機『0式』 7 多種族同盟軍再び イラスト/魚 ----荒川功樹 視点----  異世界から帰ってきて3日程……暇を持て余しながら部屋で撮り貯めたドキュメンタリーを見ていると、隣で丸くなっていたコンがのっそりと顔を上げた。 「どうした?」  声を掛けながらコンが見つめている部屋の扉の方を眺めると、インターホンの音と共に信吾の声が聞こえてくる。 「功樹、いる?」 「いるよー、勝手に入ってきてくれ」  俺が返事をすると信吾は扉の外でガサゴソと何かをやっていたが、やがて足で扉を開けて部屋の中に入ってきた。信吾の両手はPXで買ってきたお菓子が大量に入っている袋で塞がれている。 「そのお菓子どうしたの? というか今日は相川さんと一緒じゃないのか」 「恵美ちゃんはアリスちゃんと一緒に宇宙開発団の研究施設に行ってるよ。なんか論文がなんとかって言ってた」  座りながら相川さんと一緒じゃない理由を説明してくる信吾は、早速お菓子欲しさに寄ってきたコンにチョコレートの袋を破いて渡している。なるほどな、信吾のヤツも1人だと暇すぎて俺の所に来たのか。 「つまり、信吾は大好きな相川さんに置いていかれたから僕の所に来たって訳だね。むしろそんなに暇なら異世界にしばらく行ってくればいいじゃん」 「フヒ!? そ、そんな事ないよ。というか功樹だってアリスちゃんがいないから部屋に引き籠もってるじゃん。それにボクは異世界なんか行きたくないよ、ネットが繫がらないなんて苦痛すぎて死ぬ」  そんなくだらない理由で死ぬなよ信吾……。目の前でお菓子をモリモリと食べている親友を眺めながら内心で溜息を吐く。しかし、改めて現状を考えると本当に暇だ。  転生前の記憶では暇つぶしのアイテムとして、家庭用ゲーム機やアニメ、漫画や映画等のひたすら時間を消費できるモノが沢山あった筈だ。自分の事に関する記憶がすっぽりと抜け落ちている俺も、恐らく暇な時間は友達とこれらのアイテムを使って遊んでいたのだと思う。 「でも、この世界には無いんだよな」 「フヒ? なんか言った?」 「いや、なんでもない」  俺の独り言に信吾が反応するが適当に誤魔化す……。目の前の親友に『信吾、僕