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作者:あざの耕平,すみ兵
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-08-20(富士见书房)
价格:¥583 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:東京レイヴンズ(15)
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東京レイヴンズEX4 twelve shamans 東京レイヴンズEX4 twelve shamans あざの耕平 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目次 天将 king's hunch 結び姫 role model 鬼喰い vague irritation 導師 future possibility 神童 lost-girl with cat 神通剣 girl with tiger 双瞳姫 twins eye 大佐 long interval 炎魔 clown's contradiction ノー・ネーム young twelve 天眼 turning point 黒子 two-dogs were left 神扇 holy night  あとがき  天将 king's hunch 「本日をもって国家一級陰陽師に認定する。以後は自らの立場を弁え、より一層努力するよう望む。今後の活躍に、期待している」  ドアの閉まる音がして、部屋に静寂が戻った。  東京秋葉原にある陰陽庁庁舎。その長官室だ。部屋の主である陰陽庁長官、倉橋源司は、しばし無言で来訪者の去ったドアを見つめていた。彼には珍しいことに、仕事の手も止めたままだった。  いましがた長官室を後にしたのは、先日『陰陽Ⅰ種』を取得した若き陰陽師である。新たな国家一級陰陽師として任命するに当たり、長官直々に訓戒を垂れたところだった。とはいえ、特別なことではない。単なる形式、慣習というやつだ。倉橋自身、かつて自分が国家一級陰陽師となった際には、似たような訓示、激励を先達から受けている。それが、いつしか立場を変え、彼は後進に言葉を贈る側になっていた。組織の長として。また、同じ国家一級陰陽師──『十二神将』の筆頭として。  国内にわずか十数名しか存在しない、エリート中のエリート。  呪術界の頂点に立つ、陰陽師集団『十二神将』。  そうした世間的なイメージは、一部のマスコミと、彼らを利用した広報部に因るところが大きい。ただし、決して誇張があるわけではない。国家一級陰陽師たちの力量は、一般の陰陽師たちとは明らかに隔絶していると言えた。組織の一員として見るなら、彼ら彼