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作者:柳実冬貴,切符
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-08-20(富士见书房)
价格:¥583 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:対魔導学園35試験小隊(14)
代购:lumagic.taobao.com
対魔導学園35試験小隊Another Mission 2 対魔導学園35試験小隊 Another Mission2 柳実冬貴 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  Chapter Mission01 どうしたんすかラピスさん Mission02 今日だけ私の旦那様 Mission03 忘れじの日々 Mission04 最強の休日 Mission05 最悪の休日 After Mission 五年越しの後夜祭 More After...  あとがき Mission01 どうしたんすかラピスさん  草薙タケルの朝は早い。  朝五時に起床し、七時まで週三の牛乳配達の仕事をこなす。仕事場でそのまま朝食を済ませ、登校までの空き時間で剣の鍛錬。朝八時、登校。午後八時頃まで学業と小隊活動に時間を費やし、下校と共にそのままバイトへと出かける。  バイトは二つ。コンビニと居酒屋で、曜日の入れ替わりでシフトを調整している。コンビニは楽ではあるが深夜一時まで、居酒屋はハードだが一一時には家に帰してもらえる。  それらの仕事を終えて家に帰り、ささっと風呂に入ってようやく就寝。  睡眠時間は短くて三時間、長くて五時間だが、牛乳配達が無い日はぐっすりと休むことができる。これがタケルの平日のスケジュールだ。  そして休日は、朝に配達、昼にコンビニ、夜に居酒屋とだいたいフルで働いていた。  タケルがこれだけ苦労をして金を稼いでいる理由は、父親の残した借金と生活費、そして妹の維持費を稼ぐためだった。 「フッ……! フッ……!」  今日は日曜日、現在時刻は夕方五時だ。  タケルはアパートの中庭で、朝五時からぶっ続けで剣術の稽古に励んでいる。珍しいことに、今日は牛乳配達もコンビニも居酒屋も全て休みだった。身体を温めるために二〇キロのランニング、単純な素振りを千回、対人用である真明流の技の復習、対人外用の諸刃流の技の復習、掃魔刀を交えてそれらの技の応用。  以上の訓練をタケルは朝、昼、晩とぶっ続けで行っていた。  草薙諸刃流を取得した者にとってはこれでも足りないくらいだ。一日でも怠れば三日分腕が衰えると、タケルは小さい頃から教わっていた。 (だいぶ勘