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作者:鬼影スパナ,よう太
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-07-25(overlap)
价格:¥650 原版
文库:overlap文库
丛书:絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで(2)
代购:lumagic.taobao.com
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 2 目次 序章 第1章 第2章 第3章 終章 EXエピソード ケーマの異世界お料理教室  ダンジョンバトルでハクさんに勝利した俺は、このダンジョンの前で建設を行っていた。  ぶっちゃけて言えば、安全かつ安心して休める寝床だ。  ダンジョンの中に部屋を作ってもいいのだが、いつ冒険者が踏み込んでくるかを考えると落ち着かないだろう。ならもういっそダンジョンの外にちゃんとした建物で寝床があれば逆に安全なんじゃないかなと、そういうわけだな。  俺は【クリエイトゴーレム】の魔法を使い、木を『木の板状のゴーレム』に加工する。そしてそれをそのままブロックをくみ上げるように建築していくのだ。  【クリエイトゴーレム】は本来ゴーレムを作るだけの魔法なのだが、応用すれば素材の加工に使える。形状は粘土のように自由自在、命令をしなければただの建材になる。  接合するのにも釘さえ必要ない。複数パーツを重ね合わせ、混ぜる。そうすれば初めからその形のパーツに切り出した時以上に頑丈になる。コンクリ代わりの『石の足場ゴーレム』も使っているし、頑丈さで言えばかなりの物だろう……鉄インゴットから作った『鉄の芯棒ゴーレム』を差し込んで、鉄筋にしてみたり。わりと適当な建設だけど、初めに柱を作って、壁をうめていく感じで作れば見た目はそれらしくなる。【クリエイトゴーレム】による接合はやたら頑丈だから、まぁなんとかなるだろう。 「ふぁぁ……おはようやでー」 「ん、おはよう」  たぷん、と大きな胸を揺らして新入りが洞窟――ダンジョンから出てきた。  プロポーションの整った非常に良い体をしていて、色々と肉付きがいい。きっと食べ物に関することでは金に糸目をつけなかったんだろうな。それこそ、返しきれない借金をこさえるほどに。  一応、そういう問題のある点を除けば、こいつは実に素晴らしい存在だ。特に足がいい。  太ももの曲線から足先までの艶めかしさといったらもうね。足フェチだけでなく脚フェチにもたまらない存在だ。 「いやー、まさかダンジョンで安全地帯でもなくぐっすり眠れるとは思わなんだ……」 「だから言っただろ、このダンジョンは俺のホームだって」 「ダンジョンマスター、か。……ううむ、常識はずれな存在やわぁ」  そりゃ仕方ないだろ、なにせ『常識』なんて知らない面子メンツしかいなかったん