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作者:伏見ひろゆき,仁村有志
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-08-02(角川书店)
价格:¥1728 原版
文库:角川Sneaker文库
丛书:不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る(3.5)
代购:lumagic.taobao.com
不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る 全3巻 【合本版】 不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る 全3巻 伏見ひろゆき 角川スニーカー文庫  目 次 不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る 不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る② 不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る③ 不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る 伏見ひろゆき 角川スニーカー文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目次 序章 第一章 おれがかんがえたさいきょうのSNS 第二章 ウソつきはリア充のはじまり 第三章 ギルティな休日 第四章 心の羅針盤 第五章 彼女と俺の「純心」 終章  あとがき  魂の恋人ソウル・ラヴアー……。  それは唯一無二の恋人。  俺はそんな恋人が心から欲しい。人生を賭けている。中学三年間も家に引きこもって、魂の恋人を探すためのSNSコミユニテイーサイトを開発した程度には死ぬほど本気だ。  そして高校生になった今、「人生ただ一度きりの恋人」を探し始めた俺はそのSNSの中で……なぜかハーレム状態になっていた。 「メシア様~! 早くそのクリームソーダを飲みきって、私のチョコレートパフェを食べてくださ~い!」 「ダメよ! メシア様は私とマカロンを食べるの!」 「違うわ私とパンケーキを──」 「えーいこのスイーツどもが!」  ワンピースドレスを着た十名ほどの少女たちに囲まれていた俺は、たえきれず声を出す。  辺りに咲き誇る花々は風に揺れ、俺のピュラアバターが着ていた白のロングコートもはためいていた。汚れた恋愛がはびこるこの世で「魂の恋人思想」を掲げる俺にふさわしく〝メシア〟と名づけられたそれは、マトリクス数字の行列が作り出した芝生の上に座って少女からクリームソーダを差し出されている。  しかもそのグラスには……なぜか飲み口が二つあるハート形のストローが挿さっていた。 「なんだこのリア充臭いストローは! チャラい。明らかにチャラい。やはり俺は、こんなこと……!!」  葛藤そのままに俺は自身のオールバックを手で押さえつけて頭を抱える。  ──ここは、俺が魂の恋人を探すために作ったネット空間〝ピュア