R-15 全11巻
【合本版】
R-15
全11巻
伏見ひろゆき
角川スニーカー文庫
目 次
R‐15 ようこそ天才学園へ!
R‐15 こんにちは、ぼくの初恋
R‐15 初めまして三角関係!
R‐15 裏切り者のさようなら
R‐15 よろしく女王様の教室!
R‐15 こんばんは学園崩壊
R‐15 いただきます女の子の秘密
R‐15 卒業指導スタート!
R‐15 学園アイドルの世界就活!?
R‐15 カメラ少女の純愛スランプ!?
R‐15 ハッピーエンドへの最終指導!!
R-15
ようこそ天才学園へ!
伏見ひろゆき
角川スニーカー文庫
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CONTENTS
1 これでいいのか、天才学園
2 あくまでマウス・トゥ・マウス
3 ヤバめの先輩たちが来た
4 男子VS女子の結末って!?
5 エロだけじゃないのさ、青春は
6 ぼくのカリスマ・パワーを見よ!
7 儲けて儲けて売り抜けるんだ
8 決戦はみんなの力で勝とう!
9 やっぱりこの学園、無茶苦茶だ
あとがき
次巻予告
1 これでいいのか、天才学園
* * *
「俺をポルノ作家と知ってて誘ったんだろ?」
白いブラウスから浮かび上がる胸のふくらみは、まだ女子高生らしい不完全で張りのあるシルエットを見せつつ、速まる鼓動を隠しきれないで揺れていた。
「誘ったって……あんたがこんな所まで連れてきたんじゃん」
まだ春になったばかりの夜。しかし今日一日はずっと蒸し暑く、涼もうと埠頭へ車を走らせたのは確かに俺だ。だが──。
「どこかで気晴らししたいって、言ったろ」
「だからってあんたとヤるなんて、勝手に決めんなよ」
「じゃあお前が決めるんならいいんだな」
俺は女の肩に置いていた手を、撫でるように脇腹からスカートの裾へ動かした。
「ちょっ、あんたそれなりに売れてんだろ。十五歳犯したって、訴えてもいいのかよ」
ビクッと、スカートごしに女の肉体が反応する。若い太股の、しなやかな動き。
「真剣だったと主張してもいい。どちらにしろ捕まるだろうがな」
「じゃあもうやめろよ。明日も学校があるん