后退 返回首页
作者:七月隆文,閏月戈
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-07-20(一迅社)
价格:¥540 原版
文库:一迅社文库
丛书:俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件(11)
代购:lumagic.taobao.com
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 11 目次 1話 出エジプト 2話 私もジョークで笑うことはある 3話 全員、アウト 4話 ニューヨーク市場 5話 気にしませんわ! 6話 夢を見ているのでしょうか? 7話 ごきげんよう、白亜さま 8話 一人分の幅 9話 崎守があれから一度も合コンの話を持ってこない 10話 桜藤祭が、始まる 11話 『でも』ってなんですの!? 12話 ツンピュアさんはそのまま言った 13話 ツンデ麗子の誕生であった 14話 ねーだろ、理由なんて 15話 黒江さんはときどきアクションが大きい 16話 鬼打ち 17話 白亜の星の光 18話 ソレダ!! 19話 ないんじゃないか? 20話 本当に、鈍すぎます 21話 いま頂いているのは紅茶キームンですわね 22話 ああ、魔弩麗怒マドレーヌのときか 23話 世界を全部やろう 24話 雨が降ったような気配がした 25話 いつもは冷たい指が 26話 わきを締めることで手がカメラのフレームに収まりやすくなる 27話 お望みとあらば 28話 くすりと、笑った 終章 あとがき 1話 出エジプト  清華院に、文化祭の気配が漂っている。  記憶を取り戻した恵理が清華院を出てまもなく、校内は文化祭モードに突入した。  そんな放課後、愛佳はいつものごとく俺の部屋に来て先週のジャンプを読んでいる。  ベッドに寝転がりながら足をぶらぶらさせるその姿には、かつて俺が初恋を抱いたお嬢様らしさのかけらもない。 「ねえ公人」 「なんだ」 「庶民の文化祭って、何やるの?」  ああ。 「そうだな……模擬店やったり、展示とか劇とか……かな」 「なんだ」  愛佳はあからさまにがっかりし、 「同じなのね、つまんない。つまんないわ、まるで公人のように」 「すまない、忘れていた。最近だと『リアル脱出ゲーム』というのが流行っている」 「リアル脱出ゲーム?」 「ああ。密室に閉じ込められたプレイヤーが、そこにある数々の謎を解いて制限時間内に脱出できるかを競うゲームだ」 「面白そう!」 「やってみたいか?」 「うん!」 「わかった。ただこのゲームにはかなりの準備期間が必要になる。今日はさわりの部分だけになるが、いいか?」 「構わないわ!」 「よし、じゃあ始めよう」  俺は愛佳に、ブリッジの体勢