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作者:十本スイ,すまき俊悟
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-07-20(富士见书房)
价格:¥583 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:金色の文字使い(8)
代购:lumagic.taobao.com
金色の文字使い8 ―勇者四人に巻き込まれたユニークチート― 金色の文字使いワードマスター8 ─勇者四人に巻き込まれたユニークチート─ 十本スイ 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  CONTENTS 序章 第一章・ムーティヒの橋、崩壊 第二章・王たちの選択 第三章・懐かしき者たち 第四章・驚愕の第一回戦 終章  あとがき   序章  人間界で『魔人族』の王と、『人間族』の王との会談が開かれた。  ──《人魔同盟締結会談》。  これまで争ってきた両種族が手を取り合い、戦いに終止符を打つための集い。  しかしその会談自体が人間王であるルドルフ・ヴァン・ストラウス・アルクレイアムが裏切りの舞台として用意したものであり、結果的に会談は中断し、【魔国・ハーオス】は、ルドルフが仕向けた人間と獣人たちによって襲撃を受けることに。  ──戦争である。  そこにルドルフの画策により、戦争の利用目的のためにこの異世界──【イデア】に、地球から召喚された勇者四人の姿もあった。  戦争自体は、勇者召喚に巻き込まれる形で召喚された丘村日色の活躍により、【ハーオス】に侵入した敵がほぼ一掃され、一時中断になる。  だが日色と同じように戦争に参加した勇者たちは、戦争という残酷な光景を目にし、剣を手にできずにただただ震えていただけ。  その最中、【獣王国・パシオン】の第二王子──レニオン・キングの攻撃に巻き込まれてしまい、勇者二人が国外へと吹き飛ばされてしまう。  そんな青山大志と鈴宮千佳は、【ハーオス】の近くにある森の中で気絶していた。 「…………うぅ……っ」  最初に目が覚めたのは大志。身体には無数の切り傷が刻まれているが、骨などには異常はなく、問題なく動かせた。そのまま周囲を確認しつつ上半身を起こし、隣に同じように怪我を負って倒れている千佳を見て顔色が蒼白になる。 「お、おい千佳! 千佳ぁ! 起きろよ千佳ぁっ!」  すぐに駆け寄って身体を揺らす。全然意識が戻らないので、まさかと最悪の事態をつい想像してさらに顔が青ざめる。しかし何度か頰を叩いて刺激を与えていると……。 「…………ぁ……う」  声を漏らしたので、とりあえずは命には別状なさ