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作者:氷高悠,檜坂はざら
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-07-20(富士见书房)
价格:¥600 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:テンプレ展開のせいで、おれのラブコメが鬼畜難易度(1)
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テンプレ展開のせいで、おれのラブコメが鬼畜難易度 テンプレ展開のせいで、おれのラブコメが鬼畜難易度 氷高悠 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  もくじ ありふれた序章 テンプレその1 空から降ってくるのは、必ず美少女 テンプレその2 転校生には、絶対に秘密がある テンプレその3 雨足が強まると、展開はシリアスに ありふれた終章  あとがき ありふれた序章  目を覚ましたら、おれの隣には下着姿の美少女が眠っていた。  こんな書き出しのラノベがあったら、その場でパタンと閉じて、読むのをやめるね。絶対にだ。  だって、ありきたりすぎるもの。  っていうか、目を覚ましたらいきなり美少女が隣にいるって、なんなんだよ。  布団に入ってきた時点で気付くだろ。なんで朝まで一緒に寝てんだよ。  美少女は美少女で、勝手に人の布団に入ってくる行動が、そもそもおかしい。  あと、下着姿なのもおかしい。露出狂かよ、服着ろよ。  そんなツッコミどころ満載の、この書き出しみたいな状況に。  ……今まさに、おれは置かれている。 「うーん、奏汰さまぁ……」  フリルをあしらった純白の下着姿で、むにゃむにゃ独り言を呟いているのは、おれの婚約者かつアルゼクラン皇国の第五皇女・ティナ。  さらさらのロングヘアに、長いまつ毛。透けるように白い肌。下着から覗く胸はとても豊満で、見るなというには無理がある。  現在、我が家には、おれとティナしか住んでいない。  家族は不在。  そう、いわゆる海外出張中ってやつだ。 「……なーに、やってんのかなぁ?」  そして、おれたちのいるベッドの横には、これまた一人の美少女が立っている。  茶色いセミロングヘアがよく似合う、勝気そうな顔立ち。  背がちっちゃく、体つきも幼いもんだから、小学生みたいに見えるけど……れっきとした高校生。  彼女の名前は天里美織。おれの幼なじみにして……絶賛、片思いをしている相手だ。  そんな美織はただいま、こめかみをピクピクとさせていらっしゃる。  まぁ、気持ちは分かる。幼なじみをいつもどおり起こしに来たら、下着姿の別な女が、布団の中で一緒に寝てるんだもんな。イラッと