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作者:あまうい白一,鍋島テツヒロ
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-06-24(集英社)
价格:¥600 原版
文库:DashX文库
丛书:俺の家が魔力スポットだった件(1)
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俺の家が魔力スポットだった件 ~住んでいるだけで世界最強~ この本は縦書きでレイアウトされています。 Contents Prologue 目覚めると、異世界に自宅がありました Chapter1 可愛い我が家とその周辺 Chapter2 自宅防衛戦(半オートマチック) Chapter3 小さくて大きな侵入者 Chapter4 成長する我が家 Chapter5 白焰の飛竜王 Chapter6 金剛なる巨人 Chapter7 ドラゴンといっしょ ダッシュエックス文庫DIGITAL 俺の家が魔力スポットだった件 ~住んでいるだけで世界最強~ あまうい白一  目覚めるとそこは異世界だった。  徹夜勤務と日中仕事のあと、つまらない忘年会に付き合ってから終電で帰ってきて、そのまま自宅(2LDK平屋)の玄関で倒れこむようにして寝てしまったのだが、 「ええっと……?」  ここはどこだろう。  目を開けると、開け放たれた玄関の外は別世界になっていた。  俺の家は駅から離れているとはいえ、こんな鬱蒼とした森の中に建ってはいなかった。  それに、空にドラゴンは飛んでいなかったし、これは現実か。寝ぼけているのか。でも頰をつねっても痛いし。  ――あと、頭も痛え……。  二日酔いと寝不足が重なったのか頭痛がひどいな。  そう思って玄関の前で目をゴシゴシ擦っていると、外から声が聞こえた。 「おお、凄まじい魔力だ!!」  甲高い女性の声だ。よく響く。  寝ぼけ眼で外を眺めると、玄関から遠く離れた位置に三角帽子をかぶった女たちがいた。 「し、しかし大魔術師様! これだけ荒れ狂う魔力があっては、魔女隊でも制御できませんよ!」 「これ以上近づくのは危険です、魔女姫様!」 「う、うむ。これは予想以上に、強すぎるな! これでは利用するどころか、触れることすらできない。流石、世界最高峰の杖があっても召喚が限界だった地脈だな……!」  え、なんですか、この魔女っ子コスプレ集団。  外でなんかギャーギャー騒いでいるんですけど、朝から近所迷惑すぎないか。  魔女姫だか大魔術師だか呼ばれている金髪の女は、大声を出しながら近づいてきている。  こっちは寝不足で頭が痛いってのに。キンキンした声が頭に響く。  追い払おうか、と外に出て、 「朝っぱらから、うるせえぞアンタら!!」  思わず強めに怒鳴った。瞬間――