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作者:林トモアキ,愛姫みかん
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-07-02(角川书店)
价格:¥1404 原版
文库:角川Sneaker文库
丛书:ばいおれんす☆まじかる!(3.5)
代购:lumagic.taobao.com
ばいおれんす☆まじかる! 全3巻 【合本版】 ばいおれんす☆まじかる! 全3巻 林 トモアキ 角川スニーカー文庫  目次 ばいおれんす☆まじかる! ~九重第二の魔法少女 ばいおれんす☆まじかる! ~恋の呪文は修羅の道 ばいおれんす☆まじかる! ~核の花咲く日曜日 ばいおれんす☆まじかる! ~九重第二の魔法少女 林 トモアキ 角川スニーカー文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目次 第1話 落第天使と暴力少女 第2話 トレジャーハンター・緋奈 第3話 VS上位魔族! 第4話 光を放つもの  序章  男は薄暗い研究室で、ペンを走らせていた。気が遠くなるほど繰り返した計算を、それでもなお続ける。  野望のため。  復讐のため。  それだけが今の彼を駆り立てた。 「なぜだ……なぜ……!」  白紙だったものは数字と記号に埋め尽くされている。それを無造作に、握り潰すように丸め、投げ捨てた。  男の名は無い。それは忌まわしい過去とともに置いてきた。学界から追放されたあの日。復讐を誓ったあの日。  天才の栄誉は異端者の烙印に変わった。 「まだじゃ……まだ諦めぬ……世界をこの手にする、その日まで……!」  その時、稲妻が研究室を駆け抜けた。光は一瞬のフラッシュにしか見えなかったが、赤く、はっきりと部屋の全貌を浮かび上がらせた。散乱した紙屑の山、埃まみれの大型コンピューター、何年も映すことのなかったスクリーン……そして男の小さな背中。  男は振り向く。無骨な義足がコツと鳴った。 「誰じゃ!」  何十年も齢を重ねたその男にさえ初めての、ぞっとするような不快感だった。手の平に、じわっと汗が浮かんだ。鼓動が早まった。そして目に焼き付いた光の残像が、ゆっくりと溶けていく。  そこに立っていたのは女だ。陶器のような美しい肌に、人間離れした青い髪が良く似合う女だった。 「……我が名はエンベローペ。魔界の住人。魔王の使い。そしてお前に力を与える者」  女は血塗れたような