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作者:アサウラ,だぶ竜
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-06-20(富士见书房)
价格:¥640 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:英雄都市のバカども(3)
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英雄都市のバカども3 ~アルコ·ホール三番街の何でも屋~ 英雄都市のバカども3 ~アルコ・ホール三番街の何でも屋~ アサウラ 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  目次 あらすじ 第一話『三つの依頼』 第二話『雨の夜の女』 第三話上編『Grasp モルトとリキュール自警団』 第三話中編『Grasp 牢獄の少年達』 第三話下編『Grasp 星空に雨粒』 第四話『勇気と冒険の記念日』 第五話『リキュールという街』  あとがき ●あらすじ  そこは、リキュールという街。  山の麓にある、小さくも人で賑わい、物が大きく行き交う街。  どこぞの国の首都ならいざ知らず、何故、こんな辺境の地に、山の湧き水を利用した上水道はもちろん、下水道まで整備された街があるのか……遠方の人間からすると不思議に見えるはずだった。  この不可思議な街の活気の秘密、それはそこを挟む二つの大国にあった。  一〇〇〇年もの昔、森を更地に、更地を砂漠へ変えるほどの大戦争を行ったロテ国とオードビー国。かつて大戦争を行った二カ国ではあったが、今や王族は政略の思惑なく頻繁に姻戚関係を結ぶほどの間柄となり、両国の国境は実質的にないに等しいまでになっていた。  だが、それらの間には戦争の傷跡が今もなお残り、不毛の土地は合併に対する厚い壁として数百年を過ぎてもなお変わらずにあり続け、人が生活を為せる土地になるまでさらにもう一〇〇年の時は必要だと言われている。  しかしながら、その不毛の土地こそが二国の首都を最短で結ぶ最重要ルートだった。それ故に、必然として人や物の多くがここを通るのだ。  そして、その過酷な道の中央に、それはあった。  深い森を引き連れた山が一つ。その麓に長い歴史を持つ街、リキュール。  魔力が普及するより前、はるか太古より、少数の民族が山を崇めて生活していた集落であり、かつての大戦においてはロテ国の最前線基地ともなった、そこ。  それはロテ国最強と謳われた軍勢が、その圧倒的な力でもって鉄壁となり、オードビー国軍の侵攻の出端を挫き、さらに国だけでなくその豊かな山や森までをも守り抜いた、奇跡の領域だった。  そんな特殊な歴史を持ち、今や世界中の人