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作者:岩波零,むにゅう
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-06-02(讲谈社)
价格:¥594 原版
文库:讲谈社轻小说文库
丛书:勇者が修羅場すぎて世界を救ってる場合じゃない(2)
代购:lumagic.taobao.com
勇者が修羅場すぎて世界を救ってる場合じゃない2 魔王の呪いでヒロインたちと混浴しなければなりません ご利用になるブラウザまたはビューワにより、表示が異なることがあります。 口絵・本文イラスト/むにゅう 第1章 混浴しないと地球が滅亡するそうです  砂ぼこりが舞う赤褐色の岩石地帯。【鋼鉄の鎧】と【鋼鉄の兜】と【皮の手袋】を装備した俺は、3人の女魔法使いに囲まれて困惑している。 「──2人とも。無事に大魔王を倒すまでの間、行人のとり合いは休戦しましょう」  背筋をピンと伸ばした姫城彩織が、腰まで届くアクアブルーの髪を風にゆらしながら、真面目な顔つきで他の2人に呼びかける。ちなみに彼女は現実世界では俺のクラスメイトであり、同時に俺の交際相手でもある。 「このRPGをクリアしないと地球が滅亡しちゃうんだから、いがみ合うのは禁止。アタシたちは当面、切磋琢磨し、お互いを高め合うライバルってことで」 「異議なしだよ」  彩織の提案を間髪いれずに了承したのは、俺の1歳年上の幼なじみである神舞真奈美だ。現在装備している【マジカルローブ】の上からでもわかるほど大きなおっぱいをお持ちで、そこに存在しているだけでなんともほほえましい気持ちになる。  紳士としてなるべく胸は見ないようにはしているのだが、男の性でつい目が行ってしまう。まぁ真奈美も俺の彼女なので、チラ見していることがバレてもセクハラで訴えられたりはしないだろうが……。 「しかたないなぁ。こずえもそれでいいよ。もっとも、お兄ちゃんは渡さないけど」  真奈美に数秒遅れ、俺の2歳年下のいとこである北条梢も同意する。彼女はまだ中学3年生なので、他の2人と比べると背丈も胸も小さめである。  彩織たちと並んでいるからか、はたまたピンク色の髪でおだんごを2つ作っているからか、梢は年齢以上に子どもっぽく見える。もしこいつと付き合っていることがみんなに知られたら、俺はロリコンだと思われてしまうのではないだろうか。