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作者:築地俊彦
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-05-20(富士见书房)
价格:￥734 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:グランブルーファンタジー(4.5)
代购:lumagic.taobao.com
グランブルーファンタジー メンバーズフェイト グランブルーファンタジー メンバーズフェイト 【シリアルコード付き】 原作：Cygames 著：築地俊彦 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。 　Contents 第１章 ゼタ編　消えた槍戟と大鎌の顎 第２章 ベアトリクス編　三角時計の誤謬 第３章 ダーント編　猫と骨の祭典 第４章 ダヌア編　無限なる美貌と水着 　あとがき 　シリアルコードの入力方法 　生きとし生けるもの全ては空を終の棲家としている。自らの祖父の祖父の、さらに祖父の代から、あらゆるものは大空に存在していた。彼らは自分たちが天空に浮かぶ島々に暮らしていることはもちろん知っているから、いつの日からか、自らのことを「空の民」と称するようになっていった。 　生命、特に空の民たちは「空域」を生活圏とし、空域内に浮かぶ島に家を建てて生きていた。島と島の間は当然空であり、足場なんてものはないのでむやみに出ていったら真っ逆さまに落下する。そのため通行手段として使われているのが空飛ぶ船、通称「騎空艇」である。 　騎空艇は元々空の民たちのものではない。「星の民」と呼ばれる古代の侵略者が残していったものから生まれた。当時の空の民は星の民と「覇空戦争」と名付けられた血みどろの戦いを繰り広げ、かろうじて勝利する。戦後残された様々な技術の一つを応用し、騎空艇となったのだ。 　ファータ・グランデは様々な騎空艇が飛び交う空域の一つである。島と島とは空路によって繫がれており、人や物が流れている。 　その空路からやや外れた場所を、一隻の騎空艇が航行していた。 　いかにもふらふらと、危機的状況といった感じで。 「だから近道なんてしちゃ駄目なのよ！」 　ゼタは騒音と混雑が支配する騎空艇内で、声を張り上げた。 「雷雲の中なんて、嵐と雷に決まってるじゃない！」 　騎空艇は暴れ馬にまたがった子供のように、前後左右に揺れている。外では雷鳴が轟き、風が吹き荒れていた。ファータ・グランデ空域の主要空路は比較的穏やかなのだが、少しでも外れた