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作者:ネコ光一,Nardack
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-05-25(overlap)
价格:¥778 原版
文库:overlap文库
丛书:ワールド·ティーチャー 異世界式教育エージェント(3)
代购:lumagic.taobao.com
ワールド·ティーチャー 異世界式教育エージェント 3 目次 序章 迷宮 かつて最強と呼ばれた男 フェアリースの秘密 私の王子様 家族 終章 番外編 祭は続く  エリュシオン学校に入学してから二年……俺は十二歳になっていた。  身長は伸びて顔つきも子供っぽさが大分抜けてきた……気がする。  学校での生活も順風満帆で、外では得られない様々な知識を得た俺は前世の機械に似た魔道具を作ってみたり、自分が考えたオリジナルの魔法陣を作ったりもしていた。  勿論、己への訓練も過酷さを増しているので、勉強、訓練、弟子の育成と、忙しくも実に有意義な日々を過ごしている。 「おはようございます、シリウス様」  早朝……ダイア荘の自室にて、俺はエミリアの声によって目を覚ます。  朝は自力で起きていたのだが、エミリアはそれ以上に早く起きて俺を起こしにくるようになったのだ。  まだ朝日が見えるか否かの時間帯で、学校の寮からダイア荘まで数分かかると考えると相当な早起きをしている事になる。別に起こす必要はないと伝えているのだが、エミリアは頑なで一度も欠かす事無く起こしにきてくれる。メイド服もしっかり着用してだ。  部屋が空いているダイア荘ではなく学校の寮にいるようにさせたのは、俺たち以外の知り合いを作ってほしいという理由からだが、リースという友達も出来たし、今ではクラスメイトだけでなく他のクラスの生徒とも仲良く会話する姿も見られている。  未だに姉弟は隙あらばダイア荘へ住もうと画策しているようだし、そろそろ引越しを許そうかと検討中だ。 「おはようエミリア。今日の予定は何かあったかな?」 「本日は放課後にガルガン商会へ向かう予定があります」  二年経ち、エミリアは更に女性らしさが増して美しくなった。  雰囲気も大人びてきて、時折だがエミリアのふとした仕草に心臓が鼓動する時がある。俺の体が女性を意識し始め、エミリアが魅力的になったせいだろう。胸も順調に成長しているらしく、先日リースと測った際はわざわざ俺に報告しにきたぐらいだ。  そんな彼女も今では俺の秘書的な行動もするようになった。彼女がやりたいと懇願するので好きにやらせているが、俺が堕落しないように気を付けないとな。まあとにかく、益々従者ぶりが板に付いてきたものだ。  エミリアは俺が完全に起きたのを