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作者:鬼火あられ,ちり
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-05-20(富士见书房)
价格:¥691 原版
文库:富士见Fantasia文库
丛书:帰宅戦争(2)
代购:lumagic.taobao.com
帰宅戦争2 女子校と合併するんだけど戦争起こしてもいい? 帰宅戦争2 女子校と合併するんだけど戦争起こしてもいい? 鬼火あられ 富士見ファンタジア文庫 本作品の全部または一部を無断で複製、転載、配信、送信したり、ホームページ上に転載したりすることを禁止します。また、 本作品の内容は、底本発行時の取材・執筆内容に基づきます。  CONTENTS Prologue First Stage 青春アンチはまた反逆を始める Second Stage 修行と告白とナース服 Third Stage 俺たちの青春は…… Epilogue  あとがき Prologue  ──目覚めは。  硬い床板の感触。視界に広がる、細長い蛍光灯の並んだ天井。  その瞬間から、まだ覚醒しきっていない思考の中に、不穏な予感を覚えた。 「────ッ」  大の字になって仰向けに倒れている身体を動かそうとすると、顔面に痛みが奔り、くらりとした。思わず頰を押さえる。腫れて、ズキズキと痛んでいた。何らかの外傷があるようだった。  しかし、そんなことよりも。 「……ここ、どこだ……?」  窓から斜めに差す日の光に目を細めつつ、首を振って周囲を見回す。  自分が一体、どういった場所にいるのか。それはすぐにわかった。こういった造りをした空間には、普段から身を置いていたから。 「……教室……」  けれど、自分の通う学校ではない。帝成高校の教室とは、細かな部分で違っていた。  俺は──見知らぬ学校の、教室の中にいるのか?  次第にクリアになってきた思考を存分に働かせ、記憶を辿ってみる。しかしどういうわけか、何も思い出せなかった。目覚めるより前の記憶が、欠落している。  ゆっくりと身を起こす。並んだ机の間を通って、教室内を歩いた。  窓から差す日の光が紅い。それで、時刻は夕方だろうと推測できた。その窓に寄っていって、外の景色を眺めてみた。 「……ここって」  遠方に、帝成高校のある椿ヶ原の町並みが見えた。ここは、町から少し離れた小高い山の上であるようだった。  そして、そんな場所に建っている学校について、俺は知っていた。 「……舞姫、学園……なのか?」  ──舞姫学園。  帝成高校の近隣に位置する、私立の女