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作者:わんぱく&チームビキニンジャ,わんぱく
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-05-20(小学馆)
价格:¥1 原版
文库:Gagaga文库
丛书:ビキニンジャ·ドキッ(2)
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ビキニンジャ·ドキッ2 小学館eBooks〈立ち読み版〉 ビキニンジャ♥ドキッ2 わんぱく&チームビキニンジャ 原作・イラスト わんぱく 目次 Prologue Chapter1 Chapter2 Chapter3 Chapter4 Chapter5 Chapter6 Chapter7 Chapter8 Epilogue Prologue  ビキニ装束を身に着けた少女忍者が高々とを上げた。  そして、まだ膨らみかけの胸で大きく息をするごとに、汗がはじけて散った。  夏の陽射しの中を戦い抜いた身体は熱を帯び、露出した肌がきらきらと光っていた。  闇色のビキニが夕日に照らされて茜に染まり、勝者としてそこに立つ少女忍者をさらに美しく見せていた。 『宇須神社奉納シノビファイト、優勝者 ビキニンジャ・ゆりか!』  少女忍者に駆け寄った立会忍がそう宣言すると、たちまち大歓声が巻き起こった。  彼女の名は舞岳ゆりか。美姫尼の里のビキニンジャである。  参加者七十一名により行われた戦いを制したゆりかは、自分の生きるべき場所を身体で感じはじめていた。  春に祖母である八尾美姫尼から免許皆伝を授けられ、行方不明の母ひなぎくを捜し里を出た時にはなかった感覚だった。  今まで自分の生き方に疑問を持ったことはなかった。  自分がビキニンジャである理由は八尾美姫尼の孫であることだけで十分だったからだ。  だが宇須市に来て、元忍者である堤庵と出会いそして戦い、この奉納シノビファイトでアイドル忍者隊ビキニン・Ⅴフアイブを倒したとき、ゆりかはこれまで感じたことのない高揚感と充足感を得ていた。 「これが……私がビキニンジャである理由……」  ゆりかは高鳴る胸の鼓動を感じつつ大空を見上げた。 「おーい!! ゆりかー!! ゆーりーかー!!」  見上げた先、ビルの屋上で祐之介が力いっぱい手を振っていた。 「祐之介くん」  祐之介の声に我に返ったゆりかは、ポーチからケータイを取り出すときゅっと握り締め大きく手を振り返した。 「祐之介くん! ありがとう!」  ゆりかが手を振る先には、この戦いで得たもう一つのものがあった。 「サスケちゃん、私この街に来てよかったよ…