ふぉーくーるあふたー2
小学館eBooks〈立ち読み版〉
ふぉーくーるあふたー2
水沢 夢
イラスト bun150
目次
Avant‐Title:次世代の魔星少女。
5th:視聴率アップ作戦。/A‐part
5th:視聴率アップ作戦。/B‐part
6th:青森発、東京着。/A‐part
6th:青森発、東京着。/B‐part
7th:ラノベ少女の野望。/A‐part
7th:ラノベ少女の野望。/B‐part
8th:月は白く輝き、黒く欠ける。/A‐part
8th:月は白く輝き、黒く欠ける。/B‐part
Ending:2/3クールアフター。
あとUMAがき
Avant‐Title:次世代の魔星少女。
宇宙。
人間が遥かなる空のその先へ憧れを懐いたのは、いつの頃からだろうか。
それはおそらく、人が心を持ったその瞬間。
自分が立つ地が球体であると知らない太古から、人類は天を見上げてきた。
昼は、透き通る青に。夜は、瞬く星々に魅了され。
動く星、欠ける月で時の流れを記録するようになった人間。
地球という星が、見上げる太陽と比すれば豆粒ほどの矮小な存在であることを知り。
その太陽すらも、大宇宙の中では無数に存在する砂粒以下のものと理解し。
そしてついに、人は宇宙を目指すようになる。
数万年の人類史を経て、未だ人の身が到達できたのは、最も近き天体である月だけ。
宇宙とは──畏敬し、眺めるだけの存在で終わってしまうのだろうか……?
否。
人類の科学が及ばないのならば──魔法が宇宙への扉を開く。
二一世紀、地球。日本。
青森県──。
ここに、宇宙への一歩を踏み出した少女がいた。
青森から東京へ新幹線で出かけるに等しい一手間で、遥かなる火星に乗り込み。
そして売店でお土産を買う程度の気軽さで、そこに根ざす悪の巨魁を打倒した少女がいた。
宇宙に伝説として語り継がれる神秘の戦士、魔星少女。
その最高位と謳われる存在──リフレイア。
ごく普通の女子高生・星上陽奈は、太陽の力をその身に宿したリフレイア、レイアーソルへと変身。
地球を守る戦いは、一年にわたり繰り広げられ……実にひと月前、見