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作者:葉巡明治,朝ノよー
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-01-22(集英社)
价格:¥648 原版
文库:DashX文库

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異世界娘と田舎生活 おい魔神、そっちは田んぼだ。 この本は縦書きでレイアウトされています。  目次 序章 第一話 出会い 第二話 ビネコ 第三話 田舎に泊まろう 第四話 散歩(遠出) 第五話 レクシィ・レットハート 第六話 セミ 第七話 サバイバル 第八話 ニチジョー・シミュレーション 第九話 中野さよさよ 第十話 田舎恋物語 第十一話 病気 第十二話 秘密基地 第十三話 魔神らしく日常 終章 ダッシュエックス文庫DIGITAL 異世界娘と田舎生活 おい魔神、そっちは田んぼだ。 葉巡明治    序章  魔神がバイトの面接を受けている。  場所は商店街。  いぶさき商店のスタッフルームにて。 「――では、ナナラギ・ビネコさん。これから面接を始めますね」 「あぁ? いいともさ?」 「うちも若い人が手伝ってくれる、っていうケースはあまりないから、助かります」  答えたのは、水色の長髪をたらした女の子。ちょこんとパイプ椅子にかけている。  彼女が魔神。  それほど深く座っているわけでもないが、脚の長さは床まで足りていない。 「ふふん、神たるビネコが、キミの真価を見定めてやろうじゃないか」 「ビネコさんが面接されるんですよ?」 「……へ……?」 「……聞いていますか?」 「何言ってるか全然わかんない」  一方の面接官は、マジメで有名な店主だ。 「ま、まず……趣味は《相手をさげすむこと、踏むこと、嫌がらせ》。特技は《世界征服》……とありますが。これは一体……。とりわけ、特技についてお聞かせください」  照明の光を受けて、店主のメガネは乳白色に輝いている。 「ふふん? どーだい、今でこそゆったりとした余生を選んだビネコだけれどね? 本気の力をもってすれば、すぐにでもこんな星は征服できるのさ」 「できると言われても。わたしにはよくわかんないんですが……こう、支配するんですか?」 「まあ」  店主は苦笑い混じりだ。多分、話を信じていない。  特記欄に、『やたら偉そう』と書き込んだ。 「そして職業欄に《魔神》と書いてあるのですが……これは?」 「魔界の支配者に決まっているじゃないか。勇者などが出て