后退 返回首页
作者:長野聖樹,れい亜
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2016-01-08(讲谈社)
价格:¥1080 原版
文库:讲谈社轻小说文库
丛书:魔王軍の軍師はじめました(3.5)
代购:lumagic.taobao.com
魔王軍の軍師はじめました 全3冊合本版 魔王軍の軍師はじめました 全3冊合本版 長野聖樹 魔王軍の軍師はじめました 全3冊合本版 目 次 魔王軍の軍師はじめました 魔王軍の軍師はじめました2 魔王軍の軍師はじめました3 口絵・本文イラスト/れい亜 デザイン/ムシカゴグラフィクス 序章 遭遇  ペタンとした胸を水滴が伝って落ちていく。 「むぅ……湯が目に入った。タオルはどこだ?」  朝、寝ぼけ眼の少年を洗面所兼脱衣所で待っていたのは、長い銀色の髪に、ほっそりと華奢な腕や脚、平面的な胸、ツルンとしたお尻の美少女の裸身だった。  シャワー中に出てきたのだろう、銀髪は濡れて張り付いていて、あられもない姿が存分に曝け出されていた。 「っっっ!!?」  少年──壬生頼光の眠気が吹き飛ぶのと同時に、思考はフリーズを起こしていた。 『ルキフェル陛下……タオルでしたら、出てすぐ左のカゴの中です』  浴室の中から、別の少女の声が聞こえてくる。 「わ、分かっておる……」  ルキフェルと呼ばれた少女は、目を閉じたまま手で探りながら……何故かすぐ脇のカゴをスルーして、よたよたと頼光の前までやってくる。 「……っ……っ………………」  思考のフリーズと同時に、身体もフリーズしている頼光は呆然と立ち尽くしていた。 「お? あったぞ……」  ルキフェルの手が頼光のパジャマの裾に触れる。 「……っ!?」  と、ルキフェルはおもむろにパジャマの裾で顔を拭きだした。  ゴシゴシ……ゴシゴシ……。 「しかし……このタオルはライコウの寝間着のような良い……匂い………………がっ!!?」  ルキフェルの目が開いた。  頼光とルキフェルの目が合う。 「「………………」」  一瞬の静寂。直後、ルキフェルの顔が一気に赤くなる。 「な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、何故、ライコウがここにおるっっっ!!? たわけ! たわけっ!! この大たわけがぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっ!!!」  と、全力で罵倒したルキフェルは、慌てて浴室に戻ってしまった。 「え? あ! ご、ごめんなさいっっっ!!?」  我に返った頼光は慌てて回れ右をして洗面所兼脱衣所を出ていった。  ──そうだ