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作者:にゅん,魚
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2015-12-25(overlap)
价格:¥650 原版
文库:overlap文库
丛书:異世界に転生したんだけど俺、天才って勘違いされてない?(2)
代购:lumagic.taobao.com
異世界に転生したんだけど俺、天才って勘違いされてない? 2 「異世界に転生したんだけど俺、天才って勘違いされてない?」シリーズ 目次 1 月面基地 2 箱舟計画 3 政治工作班、交渉せよ! 4 多種族同盟軍 5 魔神が孵る日 6 神族エンシェントドラゴン 7 終戦への道筋 8 贈り物 イラスト/魚 「皆、忘れ物は無い?」  母さんの質問にいつものメンバー全員が返事をする。忘れ物とかはどうでも良いから、早くこのクソ暑い服を脱ぎたい。俺もコンと一緒に残れば良かったか? 「よし。じゃあ月面に向けて出発よ! シャトルに乗り込んで」  まるでコンビニに行くような軽い口調で、母さんが『月面探査シャトル』の入り口で手招きしている。それを横目で眺めつつ俺は何故、宇宙服を着込んでこのシャトルに乗り込む羽目になったのかを思い出していた。 –-荒川功樹 視点–-  女性陣が温泉から上がってきた後、俺と信吾で玄関前にバーベキューの準備をしていた。野菜と肉を串に刺していると、アリスと相川さんが玄関から出てくる。 「功樹君、お腹すいた」  アリスの言葉に苦笑を浮かべつつ、信吾と手分けして肉を焼いていると、相川さんが『夏休みの予定』について聞いてきた。 「ねぇ、荒川君とシン君は夏休みどうするの?」  夏休みか……別にやることもないし、家でゴロゴロしてるのではないだろうか? そんなことを相川さんに言うと、生ゴミを見るような目で溜息をつかれてしまった。  そんなもんだろ!? 夏休みなんて朝に寝て夕方に起きるって相場が決まってるだろ! 「功樹、さすがにそれは無いと思う」  呆れた感じで信吾にも溜息をつかれた。アリスに聞いても間違いなく同じなので自重する。味方が居ないと泣きそうになって肉を焼いていると、信吾が思い出したように言った。 「そういえば、夏休み中に月面で『国際調査ステーション』が建設されるみたいだね」 「確か、建設と調査の責任者は荒川君のお母さんじゃなかった? 凄いよね」  相川さんが話を引き次ぐが、俺は知らんぞ。家に帰ったら聞いてみようか? そんなことを考えていると腕に付けている端末からメールの着信音が鳴り響く……。 『こうちゃん、来週からお母さんは「国際調査ステーション」の件で月面に行きます。アリスちゃん達も連れて行きたいと思うので、来週からの予定を聞いておいてください』  本気で盗聴器か監