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作者:新木伸,あるや
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2015-12-22(集英社)
价格:¥600 原版
文库:DashX文库
丛书:異世界Cマート繁盛記(1)
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異世界Cマート繁盛記 この本は縦書きでレイアウトされています。 目次 第01話 「賓人」 第02話 「恩返し」 第03話 「はじめての商売」 第04話 「金貨と砂金を日本円にかえる」 第05話 「賓人、店を開く」 第06話 「エルフ耳の女の子を店番に雇う」 第07話 「砂糖無双」 第08話 「コンビニ袋無双」 第09話 「ぷちぷちシート無双」 第10話 「エルフの娘の日当」 第11話 「空き缶無双」 第11・5話 「空き缶無双」(鍛治師ツンデレ美少女バージョン) 第12話 「コーヒー無双?」 第13話 「チェーンソー無双」 第14話 「水着無双」 第15話 「おかねの話」 第16話 「また質屋へ」 第17話 「申告してますか」 第18話 「カミングアウト」 第19話 「行きたいなー」 第20話 「いざ異世界へ」 ダッシュエックス文庫DIGITAL 異世界Cマート繁盛記 新木 伸  よし。辞めよう。  ゴールデンウィーク初日となる、その日。  空はどこまでも高く、青く、青く、そして……青かった。  ゆうに数分間も空を見上げていた俺の心の中で、そのとき、『なにか』が、音を立てて、ぷつりと切れた。  もう。辞めた。  そう思うと急に心が楽になった。この一か月間というもの、ストレスに重たくなっていた心が、急に自由になった。あの青い空のように、晴れ渡り、澄み渡った。  ようやく自分自身に戻れたような気になった。  ぐっ……。  腹が鳴った。  生まれ変わった解放感に浸れていたのも束の間――。  とりあえず腹が減った。  というか。腹が減っていたことに、いま気がついた。それほど俺はストレスにまみれていたのだ。  そういえば近所のコンビニに出かける途中だった。所持金残高は二〇〇〇円。次に金が入る日までは、まだ数日ほどあったので、それまで菓子パンでしのごうとして、ロボットのような足取りでコンビニに向かっていたところだった。  二〇〇〇円か……。  俺は考えた。それだけあれば、うまい飯が食えるな。  もう自由なのだ。もう辞めたのだ。書類こそ提出してはいないが、辞めたことには変わ