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作者:ハヤケン
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2015-10-31(Hobby Japan)
价格:¥550 原版
文库:HJ文库
丛书:成り上がり英雄譚 屑星皇子の戦詩(2)
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成り上がり英雄譚 屑星皇子の戦詩2 目次 前回のあらすじ 第一章 四虎競食 第二章 バルゼイアの獣王 第三章 荷車城塞 第四章 停戦交渉 第五章 蠢動 第六章 腐った枝 第七章 青春の悩み 第八章 決戦の前 あとがき 前回のあらすじ  ユミール大陸随一の強国、ウェーメリア帝国に生まれし第五皇子ラウル・ラシュメア。  彼は王権の証たる星神器セレステイアル・セラフィゲイトを扱えなかった事から皇位継承権も授けられず冷遇され、皇族として失格の屑星皇子あるいは帝国の屑星と蔑まれ生きる事を余儀なくされてしまう。  しかしながら周囲の少数の人々の支えもあり、逆境に腐る事なく文武共に鍛錬に鍛錬を重ねてきたラウルは、やがて人生の転機を迎える。  大陸南部の小国エルラーンの次期女王であるルシエ姫との政略結婚である。  幼い頃からの仲間である大神将の娘マリーベルや剣王の息子リハルトを従者とし、共にエルラーン入りしたラウルは、文武における活躍にてルシエや女王ユーリエの信頼を勝ち得、エルラーンの力を後ろ盾に、隣接する帝国アゼルキア州の州長官として暴虐を行っていた異母兄ボウテングとの戦いに踏み切る。  全ては偉大な指導者たる黄金皇帝ラヴェールと、その第一皇子で黄金を継ぐ者とまで呼ばれた、ラウルの最も敬愛する兄ロファールの二本の柱を失い、残った者達が己の欲を押さえられずに相争う迷走を始めた帝国に、黄金の志を取り戻させるため。ラウルの姪でもある現皇帝ミレーニアの未来を救うため。  そしてそれが叶った時、もう自分を屑星と呼ぶ者はいないだろう。  大義と野心を胸に秘めたラウルの戦いの第一歩は、完全なる勝利で終わった。  ボウテングを討ち取り、同時に彼の配下にあったバルカ・ライゼルの忠誠を得る事に成功。エルラーンにとって安心できる人物を後任の州長官にという帝国中央への申し入れも受け入れられることになり、目論み通りにバルカが後任の州長官に任命されたのである。  バルカは帝国の州長官でありながら、ラウルに忠誠を誓う身となった。  今後はバルカを通じ帝国中央への面従腹背を保ちつつ、帝国を牛耳る二大派閥――先帝の第二皇子である帝国の法典ことレイノルズの宰相派、同じく第三皇子の帝国の獅子アイヴァーの元帥派に抗する術を模索して行く事が必要となる。