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作者:疎陀陽,ゆーげん
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2015-08-25(overlap)
价格:¥750 原版
文库:overlap文库
丛书:フレイム王国興亡記(4)
代购:lumagic.taobao.com
フレイム王国興亡記 4 目次 第一章 Chapter One 第二章 Chapter Two 第三章 Chapter Three 第四章 Chapter Four 第五章 Chapter Five 幕間 Intermission 第六章 Chapter Six 終章 Epilogue    ──ロンド・デ・テラ 公爵屋敷  会議室内は静寂に包まれた。 「に、ニアちゃん? や、ヤですね〜? じょ、冗談ですよね? イヤですよ〜、そんな冗談は! ほら! 港の建設計画に──」 「申し訳御座いません、ノエルさん」 「──賛成って……え?」 「わたくしは……反対ですので。港の──建設計画には」  ノエルの、その掠れた様な問い掛ける声を遮る様にソニアの言葉が響く。その言葉に二、三度目をパチクリと瞬かせた後、ノエルが慌てた様に言葉を継いだ。 「に、ニアちゃん! なんで? なんでですか! こないだ言ってたじゃないですか! これは、わたくしの望む形では無いって! だって、そこのレインとかいう商人がエミリさんを騙したんですよ! だって……だって!」 「それとこれとは別の話です。申し訳御座いません、エリカ様。ですが……わたくしは、反対なのですよ。港を作る事、ではありません。こんな──」  居並ぶ商人を睨み付け。 「──こんな商人達に治政の、その大事を委ねる事が」 「酷い言い草ね〜、ソニア様。私達だってテラの発展を──まあ、祈っては居るわよ? 勿論、自分たちの利益が一番だけど?」  そんなソニアの言葉を怒るでもなく、ばかりか面白そうにそう言って見せるウェーバー。 「それに……それを言うならソニア様だって一緒でしょ? コータちゃんを、エミリちゃんを、エリカ様を裏切って私達に付くんですもの。自らの『利益』の為に」 「……そうですね。否定はしません」  少しだけ諦めた様、ソニアはそう言って視線を浩太に。 「それでは、コータ様」  未だ、愕然とした表情を浮かべる浩太に、飛びっきりの笑顔を向けて。 「さあ……採決をお願い致します。この『ロンド・デ・テラ港湾整備株式会社』は多数決で物事の全てを決めるのでしょう? さあ」  多数決を、と。 「──っ!」  何か、口を開かなければならない。  そ