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作者:平山ひろてる,朱
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2014-01-18(一迅社)
价格:¥500 原版
文库:一迅社文库

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あいまねっ!-Idol is money!?- 挿絵:朱 デザイン:児玉賢吾(BEE-PEE) 目次 序章『よく出ちゃうタイプですけどっ』 第一話『しっかりしてるって言われてますっ!』 第二話『ばいんばいんじゃんっ!』 第三話『俺を信じて、ついてこい』 最終話『一緒に勝ちましょうっ!』 終章『隣を歩いて、やってみますっ!』 あとがき 「お前はクビだっ!」 「どうして、どうしてですかっ! 私、結果を出してるじゃないですか!」  土砂降りの雨の中で黒髪の少女は、目を血走らせて少年の身体を揺さぶる。 「それなのに、パートナー契約を解除するなんて、これから、これからなのにっ!」  傘も差さずにずぶ濡れの彼女の姿には悲壮感が漂い、少年の制服を乱暴に掴み、もはや悲鳴にも似た泣き声で、ほんのわずかな希望にすがりつこうとする。 「なんでですか、佐藤さんっ! どうして、私のプロデュースをやめるなんて、それもこの時期になんですかっ!」 「確かにな、お前は結果を出してる。それなりに金も稼いでる」 「ならっ!」 「だが、こいつは何だ?」  少年が懐から取り出したのは、少女が楽しそうに若手男性俳優と腕組みしている写真。 「そ、それは友達で……」  瞬間。彼女は顔つきに明らかな動揺の色を浮かべ、冷や汗を流す。 「はぁはぁ、そうかそうか。ならこいつも友達か?」  追い打ちをかけるように、何枚もの写真を取り出す少年。そのいずれもが、少女が様々な男たちの腕に絡みつき、笑顔を浮かべているものだった。  それを見るやいなや、彼女は声に焦りの色を滲ませる。 「えっと、違うんです」 「裏は取ってるんだよ。この写真を撮った記者も問い詰めた。なに、簡単なことだ」  その言葉にほっとしたように笑みを浮かべる少女。しかし、少年は苛立ちを隠さず。 「お前のスキャンダルを揉み消してやった。だが、こんな写真を撮られるようなら、そもそもアイドル失格だ。もう一度言う。お前はクビだっ!」 「あっ……」  少年はもはや力を失った少女の手を振り払い、雨の中を傘も差さずに歩いていく。 「……鬼の、佐藤……」  少女の呟く声は、雨の音にかき消された。  時は流れ、四月一日。東京都心に堅牢なレンガ造りの建物があった。施設の名称は『二