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作者:不動准,Twinbox
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2014-07-18(一迅社)
价格:¥500 原版
文库:一迅社文库
丛书:王道楽土の聖堂騎士団(1)
代购:lumagic.taobao.com
王道楽土の聖堂騎士団 Illustration. TwinBox Design. AFTERGLOW 目次 序章 第一章 不敗の聖タンプリエ・ア堂騎士ンヴァンシブル 第二章 聖堂の少女たち 第三章 呪獄の貴公子 第四章 早雲壮馬とは誰か 第五章 奈落へ 終章 王道楽土の聖堂騎士団タンプリエ あとがき 序章  やわらかな朝日が、少年の頬を暖かく照らしていた。  早雲壮馬は、ゆっくりと目を開けた。やわらかな枕に半ば顔を沈め、もうちょっとだけ、と布団の暖かさに浸る。  心地よいまどろみのひととき。至福の時間。  ごろん。と寝返りを打つ。  そして、同じベッドに誰かが寝ていることに気づく。  朝の光を受けて、長くまっすぐなアイスクリーム・ブロンドの髪がキラキラと輝いている。澄みきったアメジスト色の瞳が、甘い微笑みをたたえてじっとこちらを見つめていた。  天使の笑顔だ。壮馬は思う。  着ているものは薄いキャミソールだけで、開いた胸元からは、まるでクリームで作ったみたいな白くなめらかな二つのふくらみが、むぎゅむぎゅと窮屈そうに押し込められているのがよく見える。思わずこのまま顔を埋めたくなるような絶景だ。 「おはようございます、壮馬さん」  鼓膜をくすぐるような声。壮馬はぼんやりと応える。 「あー……おはよう、アンジェ」  少女の名前はアンジェ。アンジェルトルド・ベルレアックという。 「うふふ、壮馬さんたら、お寝坊さんですね」 「えーと、もう起きたよ」  アンジェは唇の端に軽く指を咥えて、ちょっぴり恥ずかしそうに、だけどなにかをおねだりするみたいに上目遣いで壮馬を見つめる。 「あの……それじゃ、してもいいですか? いつもの、あれ」 「……するの? 朝から? やめとかないか」 「だーめ」  ゆっくりと、アンジェは壮馬の上に馬乗りになる。ほとんどむき出しの太ももが、壮馬の腰をぎゅっと締めつける。  アンジェはそのほっそりした腕をまっすぐに伸ばした。その手の中に、つかの間金色の光輝がきらめいたかと思うと、美しい直身の長剣が現出する。 「あの、ちょっ……!」  壮馬が言葉を発する間もなかった。  びゅおん!  アンジェは剣をまっすぐ、壮馬の眉間めがけて振り下ろした。