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作者:宮沢周,神谷ともえ
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2014-07-18(一迅社)
价格:¥500 原版
文库:一迅社文库

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呪われ勇者と星蝕みの竜姫 挿画:神谷ともえ デザイン:木緒なち(KOMEWORKS) 高橋忠彦(KOMEWORKS) 序章  少年の剣が、星魔王の胸に深々と突き刺さった。 「ぐうぁあああああああああ」  地底深くに存在する、あらゆる光が届かない漆黒の宮殿に、うめき声が響く。  激戦の末に成し遂げた一撃だった。  星魔王の動きが停止し、魔力により強化され、人の数倍の大きさに変異していた身体に亀裂が入る。  そして、ぼろぼろと崩れ出す。  その場にいた五人の少年少女は、瞬きすることも忘れて星魔王の崩壊に見入った。  これで終わる。そう期待していた。 「……見事だ。星紋をもつ人間たちよ……」  星魔王は言った。 「だが残念だったな。我は不死身。この身は決して滅びぬのだ! ふは、ふはははは」  高らかな笑い声とともに、その宣言を肯定するように、身体の崩壊がとまる。  無数の亀裂が少しずつ元に戻り始めている。  しかし、少年たちは絶望しなかった。 「今だ、ミリア!」 「はい!」  少年が叫ぶと、一人の少女が手にした杖をかかげる。 「封星!」  杖の先端から稲妻のようなまばゆい光が放出され、星魔王の身体へと到達する。そして、光はその巨体を包み込むように拡がり、網目状の球体を形成した。  球体は、みるみるうちに縮んでいく。 「なんだこれは!? か、身体が、引き裂かれる……、ぐわぁ、ぐわぁぁぁ」  直前の様子が嘘だったかのように、星魔王は狼狽し、悲鳴を上げた。  封星。それは対象を封じこめる術だった。星魔王を完全に倒すことはできないかもしれない。それを知っていた五人は、星魔王を倒すのではなく、封印することを選んだのだ。  やがて光の球体は人の頭ほどにまで収縮すると、五つの球へと分離した。  五つの小さな光はどんどんと体積を縮めていき、やがて光輝く宝石となった。 「おのれ、こしゃくな星紋使いのガキどもめっ! 何をする気だ!」  声が響くが、もはやそこには星魔王の姿はない。  空中に浮かぶ五つの宝石に向かって、少年は言った。 「おまえの身体を五つの宝石に封じこめた。おまえは、石になって永遠を生きるんだ」 「なんだと!?」 「イザベル! 第二の封印を頼む!」  少年の次な