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作者:竹井10日,高見明男
类型:少年向 书籍样本 日文
出版:2014-06-20(一迅社)
价格:¥500 原版
文库:一迅社文库
丛书:10歳の保健体育(7)
代购:lumagic.taobao.com
10歳の保健体育 7 【イラスト】 高見明男(XEBEC) 【仕上げ】 中野 剛(XEBEC) 【デザイン】 伸童舎 もくじ ほーむるーむ 1時間目 2時間目 3時間目 4時間目 5時間目 6時間目 かえりのかい あとがき ほーむるーむ 「そういえば、お兄ちゃんの家はテレビはあるのに、観ているのを見たことがありませんね」  我が姫武邸でそんなことを、この俺、姫武静姫に言い放ったのは、隣の家に住む10歳児、似鳥はみるだ。  テレビに興味を示すとは、最近の子供らしからぬ傾向だな。  若者のテレビ離れが深刻化する、この現代においてなあ……。 「はみるんち、デカいテレビあるじゃん。あれこそ、観てるの見ないな……お前んちの親父がビジネスニュース観てるぐらいか」 「そうですね……。わたしの家も、あまりテレビを観ませんね」 「どうしてだ?」 「お姉ちゃんは……お兄ちゃんを見ている方が面白いからだって言っています」 「お前のお姉ちゃんから、俺の受信料を取ろうと思うんだが、どう思う?」 「お兄ちゃんは不祥事が多いので、受信料の支払い拒否をされると思います」  何で、俺達はいきなり、こんな社会派の会話をしているんだろうな……? 「じゃあ、民放でも観るか……」  もうちょっと俗っぽい会話が好きな俺としては、久々にテレビをつけて、話の糸口を探る。  下着の糸口を探って糸口を引っ張ると、すとーん!!と下着が足下に落ちる下着を穿いてくれないかなと、前に、はみるにお願いしてみたら、物凄い悲しそうな顔をされたことがある。  確かに、パンツのゴムが切れると悲しいからな。  ……とか思いつつ、テレビを観ていると、栗の着ぐるみを着た人が、尋常じゃない高さまでジャンプをしながらはしゃいでいた。 「……何だ、あれは?」 「お兄ちゃん知らないんですか? 最近流行りのご当地ゆるキャラですよ」 「ほう……」 「グッズとか作られてすっごい人気みたいですよ?」 「もっと、ゆるキャラっぽく言ってくれ」 「……。……グッズとか作られてすっごい人気みたいまろーん!」 「すげえ! 俺、ふと振り返ると、はみるともそこそこ長い付き合いだけど、今初めて、何か、超殴りたくなってきた!!」