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作者:宇津田晴,わんにゃんぷー
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2017-01-30(小学馆)
价格:¥702 原版
文库:LuLuLu文库

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小学館ジュニア文庫 きんかつ! 小学館eBooks〈立ち読み版〉 きんかつ! 宇津田 晴 イラスト わんにゃんぷー 目次 1 桜田愛里と呪われた付喪神 2 ところで、小学生って   どうやってお金を稼げばいいの? 3 ドキドキ初イベント、愛里と新しい友人 4 素晴らしい友人との出会いは幸運だけれど、   人生いいことばかりじゃないらしい 5 大型イベントは嵐の予感、お嬢様の宣戦布告 6 守り神大福と愛里の絆、   諭吉への愛はイベントを救う  重いコートを脱いで、そろそろ薄手の長袖一枚で過ごせるようになってきた、四月某日。  桜田愛里は、春休み最後の日を、親友であり幼なじみであり、お隣さんでもある田野辺りんと一緒に、広いリビングのソファに座って、のんびりと過ごしていた。  ひいおじいさんが明治くらいに建てた、というこの桜田家の家は、見た目はレトロで、たまに美術館か博物館と間違われるけれど、内装はかなり手を加えて近代的になっている。  りんが持参したアイドルのライブDディーVブイDディーを再生中のテレビも、最新型だ。 「やっぱり愛里ちゃんの家のテレビ、大きくっていいな~」  ご機嫌な顔でそう言って、ライブ映像に夢中になるりんは、有名なおしゃれ女子。  いい匂いのするボブヘアは、ピンやバレッタでセンスよくアレンジされ、服装も完璧。  女子力、というものがもし数値で計れるのなら、りんの女子力はきっと高いだろう。  一方、その隣に座っている愛里の女子力は……多分、かなり低い。  別に、ダサいとか、おしゃれに全然興味がないとかじゃなく、外見だけなら普通だ。  チャームポイントをあげるなら、活発そうなポニーテールと母譲りの大きな目。  少し……いや、わりと低い身長がコンプレックスらしいが、それもまあ個性の範囲内。  ちょっと服装が動きやすさ重視だけれど、それだって女子力が低いってほどじゃない。  ただ──一週間分の経済新聞を並べ、キラキラした目で株価の推移をノートパソコンに入力するその姿が、世間一般で言う可愛らしい、という表現から大きくかけ離れている。 「愛里ちゃん、そんなに数字と漢字ばっかり並んでるの見て、頭痛くならない?」 「むしろこの数字の後ろに円がつくと思うと、ずっと見つめていたくなるよ」 「ふーん、愛里ちゃんって、本当にお金が好きだね~」