后退 返回首页
作者:黒湖クロコ,Shabon
类型:乙女向 书籍样本 日文
出版:2017-02-20(一迅社)
价格:¥540 原版
文库:一迅社文库Iris

代购:lumagic.taobao.com
お守り屋なのに、私の運が悪すぎて騎士に護衛されてます。 目次 序章 貧乏青年と黒い依頼 一章 凶運少女と幸運のお守り屋 二章 凶運少女と女装騎士 三章 凶運少女と危険すぎる買い出し 四章 凶運少女と運が悪いにもほどがある顛末 あとがき イラストレーション ◆ Shabon お守り屋なのに、私の運が悪すぎて騎士に護衛されてます。 序章 貧乏青年と黒い依頼  日も沈み、酒場では仕事を終えた男達が賑やかに夕飯を楽しんでいた。  エクラン国の王都の東に位置するこの酒場は、手ごろな値でそこそこ美味い酒と肴が楽しめる店だ。そのためいつも中流階級の者達で席は埋め尽くされていた。貴族階級の者なら、眉をひそめるだろう礼儀作法のない飲食店ではあったが、一日の仕事を終え酒に舌鼓する彼らは、とても楽しそうだ。  調子に乗って踊り出すお調子者もいれば、女を連れ込んで酌をさせ、ご満悦な顔をしている男もいてとにかく賑やかである。  誰も彼もが普段の鬱憤を晴らさんと酒を楽しんでいたが、そんな酒場でも奥まった席は少し薄暗く、その光の届かない席と同じように静かに男が二人向かい合わせで座っていた。  二人は同じような服装をしていたが、良く見れば一人は汚れのないきれいな服を着ており、もう一人は裾の擦り切れた服を着ていた。 「また仕事を頼みたいんだが良いかね?」  きれいな服を着ている男は良いかねと、相手の都合を確認するような声のかけ方をしたが、すでに請け負うと確信しているような雰囲気だった。そして言われた方もまた、間髪なく頷く。 「今度はどこに忍び込めばいいんだ? 何か取ってくるのか? それとも置いてくるのか? 時間があまりないんだ。早く言ってくれないか?」 「慌てるな。今回は、盗むわけでも、はめるわけでもないよ」  金が必要なこの男は、貴族の屋敷で盗みを働いたり、頼まれた物を屋敷の中に置いてくる事で貴族をはめたりと、後ろ暗い仕事を何度か請け負っていた。ただし、まだ殺人はしていない。  しかし彼は『まだ』だと思っており、いつかはそれをする事になるかもしれないと覚悟をしていた。 「実はとある高貴な方が、お守りを注文なされる。その注文したお守りが手渡されないようにして欲しいんだ」 「お守り?」  今までになかった注文に男は眉をひそめる。 「最近女性の間で、良く効くと噂になっているものでね。そのお方もそこの恋守りを欲し